お子さんが少年野球を始めたけれど、全く野球のルールが分からないとお困りではないですか?
私は、少年野球ママ歴3年ですが、まだまだ初心者で分からないことが多いです。
サッカーみたいにゴールしたら1点とかなら簡単なのに…。
野球のルール難しすぎ!!
それを言うなら、ホームベース踏んだら1点だから!!
いや、どうやってホームベースまで行くのかわからん。
こんなやりとりを3年間繰り返し、最近はやっと試合を楽しんで見られるレベルになりました(笑)
今回は野球経験30年ほどのオットと共に、野球初心者の私が、初心者でも分かりやすく簡単に、野球のルールを解説します。
野球のルールを理解して、楽しんで野球観戦してみませんか。あなたの新しい趣味にもつながるかもしれないですよ。
野球ルールが分からない初心者でも野球を観戦したい
お子さんが少年野球を始めたら、全く興味のない野球でも、試合を観戦したいと思うのが親心ですよね。
しかしルールが全く分からない初心者だと、試合を見ても全く楽しめません。
正直、早く試合終わんないかなーと思って見てました(笑)
野球ルールのポイントは、9人対9人で攻守交互に戦い、ホームベースを踏むと1点入るということです。
今回は野球初心者でも、これさえ見ればある程度は野球を楽しめる、初心者目線の野球ルールを解説します。
9人対9人で攻撃と守備を交互に戦う
野球の試合は、9人対9人で行います。
攻撃と守備のターンが分かれており、相手チームが攻撃しているときは、こちらのチームは守備となります。
守備側は点を取らせないように、攻撃側からアウトを取る必要があります。
アウトを3つとれば、攻守交代交代です。
最初に攻撃する方が【表】で、アウトを3つ取られると【裏】に変わり、守備と攻撃が交代となります。表と裏のワンセットで【1回】です。
まぁ、なんとなくこの辺は分かる分かる。
表裏ワンセットを一定回数繰り返し、点の高い方が勝ちとなります。
プロ野球は表裏ワンセット9回で試合終了すが、少年野球は2022年以降6回までとなっています。
最終回の表が終わった時点で、裏の攻撃に回るチームがすでに多くの点を取得している場合は、表で試合が終了となります。
この回数をことをイニングと呼ぶよ♪
ホームベースを踏むと1点入る
野球のグラウンドは、下のように4つのベース(白い♦)が置かれており、それぞれのベースを、ホーム・1塁・2塁・3塁と呼びます。
攻撃側は、ホームベースからスタートして、1塁ベース→2塁ベース→3塁ベースと踏んで行き、最後にホームベースを踏むと、得点となります。
守備側は予めポジションが決まっており、塁に進むのを阻止しながら、アウトを取ります。
守備はそれぞれのポジションにつく
守備側は、それぞれ決められたポジションにつきます。
野球のポジションと言えば、ピッチャーとキャッチャーくらいしか印象がない…。
他のポジションだって、それぞれ重要な役割があるんだよ!!
それでは守備のポジションについて見ていきましょう。
- ピッチャー(投手)
- バッターボックスにボールを投げる
- 野球で最も注目される花形ポジション
- 大谷翔平選手やダルビッシュ選手など、有名選手が多い
- キャッチャー(捕手)
- ピッチャーのボールを受ける
- グラウンドを見渡せる唯一のポジションで、守備の要
- ファースト(一塁手)
- キャッチャーや野手から送球をしっかり受け、打者をアウトにする
- セカンド(二塁手)
- 二塁から一塁近く、ピッチャーの後ろからセンター手前までカバーする
- サード(三塁手)
- 三塁周辺の守備
- 右打者の強烈な打球を処理することも
- ショート(遊撃手)
- 内野手の花形ポジション
- 守備範囲は広く、サードからセカンドの間はもちろん、センター前からレフトまで
- レフト(左翼手)
- バッターから見て左方向の外野を守る
- センター(中堅手)
- 外野の真ん中、ライトとレフトに挟まれた場所を守る
- ライト(右翼手)
- バッターから見て右側の外野を守る
※数字はそのポジションの守備番号と呼ばれ、少年野球等ではそのまま背番号に使われることも多い
守備陣がしっかり守ってくれると、ピッチャーは安心して投げることができるんだ(経験者は語る)
野球ルール①進塁の仕方
ホームベースを踏むと1点というのは何となくわかった。
んじゃ一体どうやってホームベースまで行くの?
守好きな時に進塁すればいい!!
好きな時っていつだよ?!
野球初心者と野球経験者だと、このような会話になることも少なくないでしょう(笑)
インプレイ中(※)は、アウトにさえならなければ、いつでも次の塁に進んでも良いのです(塁を進むことを進塁と言う)。
試合が継続している状態
審判が「プレイ」を宣告すればインプレイとなり、審判が「タイム」を宣告するか、もしくはルールにより宣告がなくてもタイム宣告と同じ状態となるまでインプレイが継続される
つまり選手たちは、いつでも進塁してもいいけれど、アウトにならないようにタイミングを見計らって進んでいるということですね。
アウトにさえならなければって、どうやったらアウトになるの?!
アウトについて、次の章で詳しくご説明しますね。
野球ルール②アウトとは?
アウト!セーフ!とよく聞くけれど、野球のルールで『アウト』ってどういう意味?と思いますよね。
こちらでは野球ルールの中で、代表的な『アウト』について解説します。
打者のアウト
打者がアウトになる代表的なパターンは、下記の3つです。
- 三振をした場合
- 打者が打ったボールを、守備陣が地面に着く前に取った場合
- 打者が打ったボールを、守備陣が打者より先に一塁に到達させた場合
三振をした場合
アウトで最も分かりやすいのは、三振をした場合ですね。
ツーストライクの状態でストライクを取られると、三振となりアウトです。
バットを振らない『見逃し三振』と、バットを振って空振りする『空振り三振』があります。
打者が打ったボールを、守備陣が地面に着く前に取った場合
打者が打って塁に出ると、セーフと思いがちですが、塁に到達していても守備陣にノーバウンドでキャッチされると、それはアウトです。
これを『フライアウト』と呼び、言わば守備のファインプレーによるアウトです。
打者がどれほど高く遠くに飛ばしても、それをノーバンでキャッチされたら、その瞬間にアウトとなってしまいます。
しかしあくまでもノーバンでとることがアウトの条件なので、ワンバウンドしてしまうとその後にキャッチしてもアウトにはなりません。
打者が打ったボールを、守備陣が打者より先に一塁に到達させた場合
打球がバウンドしてキャッチされた場合でも、打者が1塁に到達するより先に、ボールが1塁に到達すると、アウトになります。
その為打者は、打ったボールが1塁に到達するよりも早く、1塁に到達する必要があります。
走者のアウト
打者が塁に出ると、次は走者となります。走者はアウトにならないように、ホームに帰らなくてはいけません。
走者がアウトになる代表的なパターンは下記の4つです。
- 塁を離れているときに、ボールを持った守備陣がタッチした場合
- 塁間を結ぶ直線から、3フィート(約91cm)以上離れて走った場合
- 守備を妨害した場合
- 前走者を追い越した場合
塁を離れているときに、ボールを持った守備陣がタッチした場合
走者は塁を踏んでいる状態だとセーフですが、塁から離れた状態で、ボールを持っている守備陣にタッチされるとアウトになります。
例えば後続の打者が打ったタイミングで次の塁に走ったときに、2塁に到達する前に、ボールを持った守備陣にタッチされるとアウトになります。
塁間を結ぶ直線から、3フィート(約91cm)以上離れて走った場合
野球はホームベースから、それぞれの塁が直線で結ばれています。
1塁から2塁、2塁から3塁、3塁からホームへと進塁しますが、そのときに塁と塁を結ぶ直線から3フィート以上離れると、アウトになります。
守備陣を避けるためにあえて膨らみながら走るという場合もありますが、やりすぎるとアウトになってしまうので、注意が必要です。
守備を妨害した場合
後続の打者が走者の走っている方向にボールを打った場合、走者と守備陣が接触してしまうことがあります。
その際に、守備陣の打球処理を邪魔したと判断されれば、守備妨害となりアウトとなります。
反対に、守備陣がプレーと関係のないところで走者に接触すると、走塁妨害になり、走者はひとつ先の塁に進むことができます。
前走者を追い越した場合
1塁・2塁・3塁と走者がいて、打者が打った場合はグラウンド上に最大4人の走者がいることになります。
万が一1塁にいた走者が2塁にいた走者を追い越してしまうと、追い越した側がアウトとなります。
打球がアウトかセーフか判断が難しい場合は、進塁すべきか戻るべきか悩むこともあり、その際に追い越しが発生することもあるため注意が必要です。
まとめ
- 野球は9人対9人で、攻撃と守備を交代で行う
- ホームベースを踏むと1点入る
- 守備はそれぞれのポジションにつく
- 走者は、アウトにさえならなければ、いつでも進塁してよい
- 打者のアウト3パターンと、走者のアウト4パターンが、代表的なアウト
野球初心者さん、野球のルールは分かりましたでしょうか。
恐らくこれを読んだくらいでは、野球初心者さんに野球のルールが分かった!と思ってもらえるとは思えません。
私も色々なルールブックや野球のサイト等見ましたが、何となくしか理解できなかったです。
結局のところ子どもと一緒になって、野球の試合を見続けていくことが、初心者が野球のルールを理解する1番のポイントかなと思います。
しかし試合を見続ける上で、今回解説したような場面に出くわすことがあると思います。
その際に、「あれはアウトだ!」など分かっていくと、きっと試合が今よりももっと楽しくなるはずですよ。
あなたの少年野球ママライフが、楽しくてかけがえのない時間となりますように。
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