チャイルドシートといえばお子さんが生まれると必ず必要になるアイテムの一つですよね。
我が家には4歳児と2歳児がおり、保育園へ預けているため送り迎えをしています。
先日、二人目を妊娠中のママ友から相談を受けました。
新しいチャイルドシートを購入するのだけど、安全基準も変わっているしどっちを購入したらいいか悩んでいるの。
調べてみると、R44とR129は安全基準の評価方法が異なり、R129のチャイルドシートはR44の従来品に比べ高い安全性能があるということが分かりました。
どっちも安全基準を満たしており、性能の高いチャイルドシートであることは間違いありません。
しかし、R44 とR129どっちのチャイルドシートを選ぶのが良いか、正しい知識を身に着けて大切なお子さんの命を危険な事故とから守っていきましょう。
チャイルドシートはR44とR129どっちがいい?安全基準の違いと使用方法
チャイルドシートの安全基準をクリアした製品にはR44とR129があります。
実際に購入を迷っているあなたはどっちがいいか迷いますよね。
R44とR129はどっちがいいのか、違いがよくわからないわ…
今までの安全基準R44から、2023年より新安全基準R129に変更になり、新安全基準R129のチャイルドシートは従来品のR44に比べて、安全性がさらに高くなっています。
しかしR44のチャイルドシートも、2023年までの旧安全基準を満たした安全性の高いものと言え、今後使用することも特に問題はありません。
ここでは安全基準の違いや、チャイルドシートの使用方法について紹介します。
R44かR129のチャイルドシートは、どっちを購入すればいいか、参考にしてみてください。
チャイルドシートの安全基準の違い
安全基準マーク=Eマークと呼ばれるものを知っていますか。
R44とR129を購入すれば必ず付いてい来るマークになります。
それではR44とR129の基準の違いを見ていきましょう。
旧基準:R44 | 新基準:R129 |
---|---|
体重評価: | 身長評価: |
後ろ向き使用12ヶ月 | 後ろ向き使用15ヶ月 |
前後からの衝突実験を実施 | 前後・側面からの衝突実験を実施 |
ダミー人形(センサーなし) | ダミー人形センサー付き 多くのセンサーが付いた人形を使用することで、より精密に子供身体にかかる負荷が想定できるようになった。 |
I-SOFIX固定+シートベルト固定 固定方法がそれぞれに異なり 取り付けミスが起きやすい | I-SOFIX固定のみ(I-size) ※一定の基準をクリアしたシートベルト固定の 製品もある |
安全性能の面でR44と比べ大きく違いが出ています。
R44からR129への変更ポイントを下記にまとめてみました。
- 後ろ向き使用が15ヶ月頃(身長79㎝未満)まで
-
万が一の事故の際に、前向きで座っているよりも、後ろ向きの方が安全性が高いため、より長く後ろ向きに座れるように変更
- R44:12ヶ月頃(体重9kg未満)まで
- R12:15ヶ月未満まで
- 使用条件を身長基準へ
-
体重基準からより、より個人差が少なく体型に合わせて使用できるように、身長基準へと変更
- 衝突実験での評価が前後だけでなくプラス側面での評価へ
-
衝突実験を前後からだけでなく、横からも行うことで、横からの衝突による安全性の確保できるように変更
- 評価用ダミー人形がセンサー付きへ変更
-
センサー付きの人形での衝突実験で、より正確に安全性を確認できるように変更
- 取付方法がI-SOFIX固定のみ
-
シートベルト固定をなくし、I-SOFIXのみにすることで取付ミスによる事故を防ぐように変更
お子さんの命に直結するチャイルドシートです。
私もR44とR129 の安全性能の違いにてついて初めて知り、子供の安全を守るうえで知識をつけなければと思いました。
我が家も取り付けミスがないかこの機会に夫と私の車のチャイルドシートの取り付けを見直しました。
なぜチャイルドシートが必要?
チャイルドシートを装着していない場合、チャイルドシートを正しく装着した場合に比べて、致死率が4.2倍にも上がるという統計が出ています。
新生児期から首がすわるまでは、最も頭に衝撃を受けやすく、さらに首の筋肉や脳が発達する1歳ころまでは外部からの衝撃に特に注意が必要です。
後ろ向きでの使用を推奨しているのは背中の広い面で衝撃を分散させ、頭や腹部の損傷リスクを低減できるからです。
チャイルドシートを使用していたとしても、正しく取り付けられていなかったり、正しく座らせていなかったりする場合は、本来のチャイルドシートをの機能が充分に発揮されないことがあります。
お子さんの大切な命を守るために、チャイルドシートは必要不可欠です。
我が家では2歳ごろ上の子はチャイルドシートを嫌がって、保育園への送迎時やお出かけの際一苦労だったのを覚えています。
その時は根気強く娘に話して聞かせていました。
ママは〇〇ちゃんが死んじゃったら悲しいのチャイルドシートはつけようね。
その効果もあってか、今ではシートベルトを嫌がる弟をなだめてくれるようになりました。さらに私への指摘も忘れないです。
頼もしいちびママが誕生しています。
取り付け間違いの予防とI-SOFIXとシートベルトの使用方法
取り付け間違いの予防とシートベルトでの取り付け、I-SOFXの取り付けは事故時の死亡率の低下に繋がります!
上のお子さんの時と変わっていることもあるかもしれないですよ。
2台目購入のこのタイミングに見直していきましょう。
なるほど、久々に見ると設置後の確認とかちゃんとできてなかったな。普段から気を付けよう。
私自身も、上の子の時は説明書を読みながら夫とどこをどうやってつけるんだろうと四苦八苦しながら装着していたことを思い出します。
その際は、結局Youtubeを調べ見よう見まねで固定出来ました。
しかし、今思うとちゃんと固定できていなかった時のことを考えると肝が冷える思いです。
お子さんを守れるのは親である私たちです。正しい知識の下で安全にチャイルドシートを使用していきましょう。
チャイルドシートはR44でも大丈夫?2台目を購入時のポイント
R129の規格が日本に入り始めたのは2018年頃です。その頃は安全基準もR44が主流であり私自身もR44のチャイルドシートを購入しました。
R129が主流になる中でR44でも大丈夫か不安を感じ、2人目以降のお子さんに使ってもいいのか心配になりますよね。
R44は前面からの衝突実験をクリアしており、安全性能に問題はないためそのまま使用を継続しても大丈夫です。
ここではチャイルドシートはR44でも丈夫か、2台目を購入検討する際のポイントを解説していきます。
R44のチャイルドシートはいつまで使える?
ここで疑問に思うのはR44のチャイルドシートを、このままでも大丈夫かということだと思います。
R44の安全基準は、前面からの衝突を基準に作られておりECEの認可があるという点からも、安全機能に問題はありません。
今まで使用しているものはそのまま使用できるので、すぐに買い替える必要もありません。
持っているチャイルドシートはR44でも大丈夫なんだ
事故は前面からの衝突が多いからR44の安全性能でも十分ではあるんだ
新基準が導入され、生産中止となってからR44は在庫がある限りです。
もし購入を検討されるのであればお早目にチェックしてみてください。
2台目を買う際のポイント
チャイルドシートの2台目購入は、お子さんが増えると避けては通れない問題ですよね。
二人目出産時期は一人目も大きくなり、なにかと出費がかさむ時期です。
チャイルドシート自体も値段の幅が大きく、購入する商品によっては家計に響くことも考えられます。
- 使用目的と車の状況を確認(普段の使用頻度や用途)
- サイズとフィット感を確認(車のシートに適合している)
- 取り付けのしやすさ(I-SOFIX)
- 成長に対応するモデルを選ぶ(体重や身長に応じた調整が可能か)
- 安全基準を満たしている(R44またはR129)
- 快適性(クッション性や通気性に優れているか)
- ブランドと保証(アフターサービスの内容も確認)
- 予算の設定
上記8つのポイントを意識して購入を考えてみて下さい。
特に、使用するチャイルドシートによっては大きさもそれぞれ異なる為、実際の車に装着してみたら乗れないということもあります。
自家用車の種類に応じて車内の空間も意識してみましょう。
購入ではなく、知人等からチャイルドシートを譲り受けることもあるでしょう。
メーカー毎に使用年数の目安があり、あまりに古いものだと安全性能にも疑問が生まれます。
譲ってもらうことも選択肢の一つではあると思いますが、使用年数に注意しましょう。
我が家も送迎を夫婦で行っているので、計4台のチャイルドシートを所持しています。
送迎の頻度が少ない夫の方は姉から譲ってもらったチャイルドシートを使用していますが、姉の子供たちとも年齢差は少なく使用年数も短いため、問題なく使用できています。
\シートの汚れ防止に大活躍/
チャイルドシートR44とR129のおすすめ4選!!
実際のところR44とR129を買うならどれがおすすめなのか気になりますよね。
チャイルドシートは新生児期からジュニア期まで長く使用するものです。
ここでは時期に応じたチャイルドシートのおすすめと実際に購入した先輩ママの口コミを紹介していきます。
2023年8月31日より海外製品も含めてR44基準のチャイルドシートは生産終了。在庫限りとなります。購入を考えているならお早めに!
新生児期~幼児期におすすめ
新生児期は首すわりまで特に首と頭への衝撃を受けやすい状態です。
さらに、新生児期~幼児は体温も高く汗もかきやすいです。
頭部や体への衝撃を抑え、通気性が良い素材を使用しているチャイルドシートを選択してきましょう。
新生児から使用できるR44のチャイルドシートも探してみましたが、あまり販売もされていないようでした。
やはり新生児をお迎えする際のチャイルドシートであれば、安心安全のR129を使用する方がおすすめです。
吐き戻しや食べこぼしも多い時期ですので洗濯が可能なタイプもおすすめです。
Combi チャイルドシート ホワイトレーベル
日本のメーカーとして人気のCombiですが、実は海外でも人気なのです。
超衝撃吸収素材「エッグショック」を本体頭部・座面に加え、ヘッドクッションにも内臓しています。
エッグショックは、卵も割れないというほどの衝撃吸収力を持ち、赤ちゃんのやわらかい頭や身体を守ってくれます。
最上位モデルになるTHE Sシリーズは、360度回転に加え座面が外れるタイプとして登場しました。
家についたのに寝ちゃった。起こしたら泣いちゃうかな
安心してください!そのままお家の中まで運べます。起こす心配もなし!
起こしちゃうかな?というお悩みも解決できちゃう優れものです。ぜひチェックしてみてください!
- エッグショックもあり赤ちゃんがまもられている感じが強かった
- 初めて使うとき家の中で座らせてベルトの調整など時間をかけて行えたのがよかった
- ベースと座面が取り外しが可能で寝てしまってもそのまま家の中まで連れていかれた
- 取り付けに慣れるまで時間がかかった
- ベルトの肩のクッションが固定されていたので使いづらさを感じた
Aprica チャイルドシート フラディア グロウ
ApricaもCombi同様日本で有名な育児用品メーカー、一度は耳にしたことがありますよね。
Apricaのチャイルドシートの特徴といえばベットの様に横にしたまま使用できるチャイルドシートです。
フラディアグロウは新生児期にストレスの少ない姿勢で使用でき、フルフラットに近い体勢なのでそのままおむつ替えも行えます。
フルリクライニングさせることで、生まれたばかりの赤ちゃんに負担をかけず、呼吸しやすい姿勢を保ちます。
横向きに取り付けるので、車の座席角度の影響を受けにくく、首すわり前の赤ちゃんの首が前に倒れたり、おなかが圧迫されて苦しくなりにくい利点があります。
- 退院日も寝かせた状態で使えたのがいい
- 長距離の車移動も座ったままの状態にならず楽な姿勢にしてあげられた
- 値段が高い
- ベット型で利用は場所を取るため軽自動車には不向き
- 自家用車の種類や家族計画を考えた上で購入した方がいい
幼児期からジュニア期におすすめ
幼児期1歳半頃から使用できるチャイルドシートになります。
R44、R129 両方の商品展開があるので価格や用途に応じて選択してみてください。
ジュニアシートにもブースターというものがあり用途に合わせた選択が必要になると思います。
幼児期からジュニア期におすすめのチャイルドシートを紹介いていきます。
Nebio ポップピット
ネビオは、兵庫県姫路市に本社を構え、1919年から育児用品を取り扱う老舗のブランドです。
15ヶ月から使用でき12歳ごろまで使用が可能となっています。R129 適合チャイルドシートであり従来品よりもサイドガードの幅が縦横に広がり安全性能も向上しています。
シートカバーは丸洗いもでき、食べこぼしや飲み物をこぼしても安心ですね。
- 普段使いに着脱もしやすくて良い
- 横幅もコンパクトで狭い車でも大丈夫
- 保温保冷のドリンクホルダーが付属しているのが良い
- 頭のサイド部分が短く眠ってしまうと頭がぐらぐらしてしまうので長距離の移動や眠ってしまう子には不向き
- セッティングが少し面倒だった
Joie エレベート
R44の在庫もあり比較的安価に購入する事が出来ます。2024年8月現在はYahoo!シッピングのみの取り扱いとなっていました。
R129であれば今後も購入可能であり、比較的安価に購入することが出来るのでチェックしてみてください。
我が家では4歳の娘が使用していますが、自分でシートベルトを締めてくれています。
もちろん最後の締めのチェックは私ですが、子供に使いやすい所はおすすめポイントです。
- 取り付けや他の車への乗せ換えも本体が軽い為簡単に設置できる
- 公式よりもAmazonや楽天でやすく購入できる
- ドリンクホルダーが付いていて子供が自分で飲めるので運転中も助かる
- 股のベルトカバーが着脱の際に毎回外れてしまいストレス
- 股ベルトへ差し込むバックルが固くなれるまで取り付けが大変だった
まとめ
- チャイルドシートの安全性はR44よりもR129方が高く、安全性能を重視したい人におすすめ
- R44のチャイルドシートでも問題はない価格や特徴、使用頻度を考えどっちを購入するか選択する
- R44は生産終了となっているため在庫限りの商品
- 現行R44基準の製品は少なくなっており長期間の使用をするならR129がおすすめ
- 新生児期、1歳までは特に首の筋肉、脳の発達、頭の骨の発達も未熟のため外部からの衝撃に弱いためチャイルドシートの安全性は重要
R44、R129のチャイルドシートは大きく安全性能と着用期間の変更がありました。どっちを使用するかとても悩むところですが安全性能を求める方にとっては最新基準のR129がおすすめです。
R44は比較的安価に購入することが出来ますが、出荷停止となり在庫限りの販売となっています。
2台目を上のお子さん用に検討していて安価なものを探しているのであればぜひ検討してみてください。
2歳差で下の子を妊娠した際チャイルドシートの基準はR44の頃だったのでR129の存在について知りませんでした。
今思うと、もっと子供たちを日々乗せるものだから安全基準についても知っておくべきだったなと思います。
R44、R129の安全性能、各メーカーの特徴と家族構成も視野に置いてチャイルドシートを選択できるといいですね。
お子さんの命を守るチャイルドシート、R44自体の数は少ないですがどっちを購入するか迷った際の参考にしてみて下さいね!
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