学校の先生に通級を勧められたが、通わせるべき?
そもそも通級って何?
急に学校から、通級(通級指導教室)を勧められた!と動揺されていませんか。
通級に通うか通わないか決める上で1番大事なことは、本人が通級に通うことをどう捉えるかです。
先生に勧められたからと言っても、通級に通うか通わないか決める決定権は保護者と本人にあります。
とはいえ、何をどう決めたらいいのか悩んでしまいますよね。
通級に通うことを悩む1つの要因に、『周りの目が気になる』『通級に通うって恥ずかしい』と思ってしまうこともあると思います。
今回は、わが子が3年半通級に通った経験から、通級についてお話しします♪
あくまでも私と息子タロの場合ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
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通級を勧められたけど通わせるべき?!
『通級を勧められた=わが子は普通じゃないの?』と思って、動揺されていませんか。
通級に通わせるべきなのか、はたまた今のまま普通級だけ通わせるべきなのか悩みますよね。
通級に通うことを決定する上で1番大事なことは、通う本人が通級に通うことをどう捉えているかです。
勧められたからと言って、必ず通わないといけないわけでもありません。決定権は、本人と保護者に託されています。
本人の成長面などで見れば、通級に通うことは間違いなく本人のためになることでしょう。
しかし、周りの目が気になったり、通うこと自体をマイナスに捉えてしまうのであれば、通わない方がいい場合もあります。
実際に私が、先生にタロの通級を勧められたとき、タロは通級をどのように捉えたのかお話ししますね。
通級をどう捉えるかはその子その子で違う
タロが通級を勧められたのは、小学1年生の夏休み明けてすぐのことです。
確かにその頃は、ひらがなもスラスラ読めるとは言い難く、個別で指導してもらえるのはとてもありがたいことだと思いました。
ただ、タロが通級に通うことで、周りの子たちにどう見られるのか、そのことをタロはどう捉えるのかと、私は不安でした。
しかし、タロに通級の話をしたとき、タロの反応は意外なものでした。
おれ、みんなと違うことするんだー♪やったー♪♪
私は人の目がすごく気になる方なので、あっけらかんとしたタロの反応に、私自身も頼もしい気持ちになりました。
同時に【人と違うことをする】それだけを切り取って、抵抗を感じてしまっていた自分が情けなくなりました。
通級に通うのか通わないのか、悩ましい選択になると思います。
しかしまずは、通級について正しい知識を知り、わが子を適切な指導で導いてあげたいですね。
通級とは
まずは通級について学んでいきましょう。通級とは「通級指導教室」の略です。
小学校、中学校などで、通常の学級での学習や生活は、おおむね参加ができるが、一部特別な指導を必要とする児童生徒に向けた、特別な指導の場です。
障害などによる学習上や生活上の困難を、改善または克服するため、特別支援学校学習指導要領の【自立活動】に当たる指導を行います。
- 自校通級:児童生徒が在籍する学校に通う
- 他校通級:他の学校に通う
- 巡回指導:指導の担当教師が、児童生徒のいる学校に赴く
タロの通っている学校は、幸いにも自校通級できる学校だったので、送迎は必要ありませんでした。
しかしながら他校通級になると、保護者の送迎の負担も出てきます。
指定の時間に毎度送迎できる保護者はいるのか、その辺りも考慮する必要がありますね。
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通級は恥ずかしい?
通級を勧められたとき、真っ先にどのようなことを考えましたか。
普通級ではない所に、常時ではないとはいえ通うことは恥ずかしいと思う親御さんもいるのではないでしょうか。
私も最初は、通級に通うことは恥ずかしいことだと思っていました。
しかし通級に通うことを恥ずかしいなんて思うことは、一切ありません。
実際に通級に通ってみると、恥ずかしいという気持ちは消え、通級のありがたみをヒシヒシと実感しました。
そして通級に通っている姿を1番目にしている周りの子どもたちは、意外にも何も気にせず、普通に受け入れてくれている場合が多い気がします。
体裁を気にしているのは、大人だけなのかもしれないですね。
通級に通って母が実際に感じたこと
下記は、タロが通級を始めて1ヶ月経った頃に、私がSNSにつづった文章です。
息子のことをしっかり分析して、ここが弱い、ここは強い、ここは良いところだけど、ここは直していかないといけない、ここは手助けが必要などなどを話してきました
まうのSNS過去投稿より
真剣に息子について向き合ってくれてる方々がいること、同時に母であるあたし自身の負担を少しでも軽くしてくれることを、本当にありがたく、とっても心強く感じました
もちろん支援をしなくてもいいということが1番なのかもしれないけど、息子にとっては、週1時間でも息子だけに向き合って、息子の為の授業をしてくれるということは、今後の人生にとって本当にかけがえのない時間だな、きっとこの週1時間がこれから先の人生を大きく左右するんだなと感じました
最初は通級に通うのは特別なことで、子どもを”特別な子=普通ではない”と認めることになる気がしてたんだけど、そもそもうちの子は普通じゃなかったんだ🤣🤣🤣
あたしは普通じゃないそんな息子が大好きだから、そんな息子のいいところをちゃんと認めてくれて、弱いところ手助けが必要なところをサポートしてくれる、通級指導教室の支援は、本当に心強いです
タロが通級を始める前の私は、タロについて漠然と悩んでいて、大好きなはずのちょっと変わり者のタロを普通にしようと戦っていました。
でも通級に通うことで、ちょっと変わり者のタロを認めてくれる先生たちと出逢い、母である私自身の心まで軽くしてくれたのです。
そしてその投稿は、このように続いています。
私は声を大にして言いたい
まうのSNS過去投稿より
うちの子っておかしい?あれ、なんか周りとは違う?ってお母さんが思うなら、それはきっと”特別な子”
そんな子を周りに合わせよう合わせようとしちゃうと”特別な子”は辛くなっちゃうし、そんな姿を見る親も辛い
でもそんな”特別な子”をサポートしてくれる支援はたっっっくさんあるよ
お母さん1人で頑張らなくても良い
“特別な子”には、周りからなかなか気付かれにくいけど無限な可能性があるから、そんな”特別”を大事にしてあげてほしい、してあげたいと私は改めて思います
私はタロを育てていく中で、たくさんの方々に勇気や励ましをもらいました。
そして私が1番元気をもらっているのは、他ならぬタロなのです。
そんなタロのことを、少しでも恥ずかしいと思うなんて、親として情けないですよね。
もう1度言います。通級に通うことは、恥ずかしいことなんかではないです。
通級を勧められたその後の話
タロは、小学1年生の夏休み明けに通級を勧められ、その年の10月から小学4年生の3月まで、約3年半もの間、通級に通わせて頂きました。
担当の先生は、3年半で3名変わりました。
どの先生もしっかりとタロと向き合ってくれて、『タロくんは本当にいい子ですね』『思い切りのいい性格が大好きです』などと言ってくださっていました。
1番苦手としていた漢字も、ひとつずつ丁寧に1対1で向き合ってくれたことで、とてもきれいな字が書けるようになりました。
何よりも3年半の間、他の子にはない自分の居場所があると言う安心感に、タロは救われてきたのだと思います。
そしてタロのことを受け止めてくれるだけでなく、母である私自身の不安も受け止めて、一緒になって悩んでくれたことには、感謝しかありません。
母の私にとっても、タロにとっても、この3年半もの時間は、何物にもかえがたい、かけがえのない時間だったなと思っています。
まとめ
- 通級に通うか決める上で1番大事なことは、本人が通級に通うことをどう捉えるか
- 本人の成長面で見れば通う方が絶対に良いが、通うことをマイナスに捉えてしまうなら通わない方がいい場合もある
- 通級とは、通常の学級での生活などは、大体参加ができるが、一部特別な指導を必要とする児童生徒に向けた指導の場である
- 通級を恥ずかしいと思うことは一切ない
- 自分には、通級と言う自分だけの居場所があるという安心感がある
お子さんの今後を担う大事な選択。
お子さんが大事であれば大事であるほど、悩まれて当然だと思います。
ただ最後に私が伝えたいことは、通級は恥ずかしいところではない!ということ。
そして、”特別な子”を支援してくれるサービスは、たくさんあるということ。
そんな優しいサービスに頼ることで、母と子の負担を少しでも減らすことができれば、きっと家族内の笑顔も増えるはずですよ。
少しでも、悩んでいるあなたの参考になったなら幸いです。
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