毎年のように過去最高気温が報道される昨今の夏。外での練習に慣れている球児でさえ、暑さで倒れてしまうような状態です。
少年野球に限らず、夏の暑い日差しの中、学校のグラウンドや河川敷グラウンドなどで練習や試合が行われる野球。
そのため少年野球は、夏の暑さに特に注意しなければならないスポーツのひとつです。
今回は、夏の暑い日に少年野球をやるうえで、大切な暑さ対策についてまとめてみました。
最も大事なことは、水分補給、塩分補給、ウェアの検討、身体を冷やす、日陰で休むの5つです。
それぞれの項目で、おすすめな商品も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
上手に対策をして、暑い夏でも元気に少年野球を楽しみたいですね。
熱中症のような症状が起きた場合は、まずどうすればいいのか、対処法もご紹介します。
少年野球の暑さ対策5選
2024年もかなり暑い夏になると予想されています。
夏の暑い日に少年野球をする際、取るべき暑さ対策は下記の5つです。
- 水分補給
- 塩分補給
- 通気性の良いウェアを着る
- 身体を冷やす
- テントの購入も検討を
少年野球中は子どもたちに目が向きがちですが、大人である自分自身も対策を忘れずに。
水分補給
暑さ対策で最も重要とされるのが、水分補給です。
水やお茶でも水分補給はできますが、汗をかくと体内から塩分が抜けてしまうため、塩分を含むスポーツドリンクをこまめに飲むことがおすすめです。
ペットボトルのスポーツドリンクが定番ですが、毎日のように練習のある少年野球の場合は、粉末のスポーツドリンクが、コスパの面だけでなく、置き場所に困らない面でもおすすめです。
わが家では、粉末のスポーツドリンクをストックしてます。
塩分補給
水分補給が水やお茶しかない場合は、別に塩分チャージのできる飴やタブレットを食べることで、塩分を補給することができます。
タロは、塩分チャージのレモン味がお気に入り♪
タブレットなら、持ち歩いても軽いので、野球バッグの中にいつも入れてあります。
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通気性の良いウェアを着る
少年野球に限らず野球というスポーツは、夏でも長ズボンを履き、ユニフォームの下にはアンダーシャツを着る習慣があります。
最近では、熱がこもりにくく、涼しい状態を保つことができるアンダーシャツもあります。
接触冷感やメッシュ素材、UV機能が付いたものなど、一概にアンダーシャツといっても色々な種類があります。
長袖と半袖どっちがいいの?
本来は、アンダーシャツが日差しから守ってくれる長袖の方がおすすめ。
でも本人が半袖の方が涼しいと思うなら、半袖でもいいかもね。
オットはオールシーズン長袖のアンダーシャツを着ていますが、タロは半袖の方が涼しいと言って、半袖のアンダーシャツを着ています。
アンダーシャツはピッタリ感が強いので、長袖が窮屈に感じて、余計に苦しくなる場合もあります。好みに合わせて着せるのがおすすめです。
身体を冷やす
何よりも大事なことは、氷のうや氷水に漬けたタオルで、適度に身体を冷やすことです。
血管が太いと言われている首回りやわきの下、足の付け根などを重点的に冷やすことで、効率よく身体の熱を下げることができます。
毎年暑くなると、みんなで氷を持ち寄り、クーラーボックスで氷水を作って、そこで冷やしタオルを作っています。
薄手で小さめのタオルの方が、絞りやすく、洗濯してもすぐ乾くのでおすすめです。
濡れたタオルを嫌う子も中にはいるので、その場合は氷のうなどでも対応しています。
テントの購入も検討を
少年野球に限ったことではないですが、暑い日に外でスポーツをする場合には、日陰で休憩することがとても大事です。
日陰を作る際に便利なのが、タープテントです。
4本脚で屋根がついている、自立式のタープのこと
タープテントの組み立て方にも色々ありますが、ワンタッチで組み立てられるタイプが簡単でおすすめです。
ある程度の大きさと重さがあるので、持ち運びやすさや収納場所なども考慮して、購入をご検討ください。
少年野球中に熱中症になったときの対処法とは?!
ここまで熱中症対策についてご紹介してきました。
実際の少年野球の練習中に、チームの子が熱中症が疑われる症状の場合でも、焦らず対応できるように、事前に対処法を学ぶことは必要です。
熱中症のような症状が起きた場合、まずどうすればいいのか、対処法もご紹介します。
まずは熱中症について、詳しく勉強してみましょう。
熱中症とは
高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能が上手く働かなくなり、体温が上昇し、めまいやけいれん、頭痛などのさまざまな症状を引き起こす状態のことです。
少年野球のチームの場合、自分ではまだ大丈夫と思って無理をしてしまう子も少なくないので、周りの大人が注意してみてやる必要があります。
そのため、少年野球のチーム内では、普段から大人と子どものコミュニケーションも重要ですね。
- 気温が高く、湿度が高い
- 風が弱く、日差しが強い
- 日差しの照り返しが強い
- 急に暑くなった
屋外だけでなく、室内でも、何もしていないときでも発症することがあります。夏場の体育館練習もあなどれませんので、注意しましょう。
熱中症は重症度により、次の3つの段階に分けることができます。
- 【Ⅰ度】現場で応急処置できる軽症
- たちくらみ
- 筋肉痛・筋肉の硬直
- 大量の汗
- 【Ⅱ度】病院への搬送を必要とする中等症
- 頭痛
- 吐き気、嘔吐
- 倦怠感、虚脱感
- 【Ⅲ度】入院して集中治療の必要性がある重症
- 意識障害、けいれん、手足の運動障害
- 高体温(からだに触ると熱い、いわゆる熱射病、重度の日射病)
熱中症の応急処置
少年野球の子どもに熱中症が疑われる場合は、早急に応急処置が必要です。
下記のように、応急処置を行いましょう。
- 涼しい環境へ
- 風通しのよい日陰や、クーラーが効いている室内へ移動させます。
- 衣類を脱ぎ、冷やす
- 衣類を脱がせ、身体の熱を外に出します。
- さらにうちわや扇風機などで風を送り、氷のうや濡れタオルなどで、首やわきの下、太もものつけ根を冷やし、体温を下げます。
- 水分と塩分を補給する
- 冷たい水、特に塩分も一緒に補える経口補水液やスポーツ飲料などを飲ませましょう。
- ただし、意識障害がある場合は、水分が気道に流れ込む可能性があるため注意が必要です
- また、吐き気や嘔吐の症状がある場合は、すでに胃腸の動きが鈍っていると考えられるため、無理して水分を取ることは避けましょう。
こんなときは、ためらわずに救急車を!!
熱中症を疑う症状があり、意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい等あれば、ためらうことなくすぐに救急車を呼びましょう。
意識がある場合は、前途の応急処置を行って様子を見てください。
しかし水分が自力で取れない場合は、医療機関へ。
また、水分を自分でとり、必要な応急処置を行ったものの、症状が改善しないような場合も、医療機関へ行くようにしましょう。
少年野球中に熱中症にならないための生活習慣
最後の章では、熱中症にならないために、普段から気を付けるべき生活習慣についてお話します。
少年野球をやっているのは小学生なので、保護者たちが気を遣い、生活習慣を整えるように努めるようにしましょう。
生活習慣を整えることで、熱中症になりにくい身体を作ることができます。
- 朝昼晩と3食しっかり食べる
- 8時間以上、たっぷり睡眠をとる
どれほど健康に気を使った生活をしていても、熱中症になってしまうことはあります。
しかし、生活習慣を整えることで、熱中症になるリスクを下げることにつながります。
なぜなら、体調が悪いときは、熱中症になるリスクが高くなるからです。
熱中症予防に良いとされている成分
熱中症予防のためにおすすめな栄養成分4つご紹介します。
おすすめ栄養成分を、普段の食事からしっかりとって、万全な状態で少年野球にいどみましょう。
クエン酸
疲労の原因となる乳酸の発生を抑えて、疲労回復に効果的です。
レモン・梅干し・キウイ・じゃがいも・酢など
カリウム
カリウムは筋肉の収縮を助ける働きがあります。
日常的にカリウムをとることで、熱中症予防だけでなく、熱中症にかかったときの回復力も高めてくれます。
ほうれん草・ブロッコリー・さといも・じゃがいも・ひじき・わかめ・納豆・豆腐など
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるときに必要な栄養素で、疲労回復に効果的です。
豚肉・うなぎ・きのこ類・ごまなど
ビタミンC
ビタミンCには強力な抗酸化作用があります。
疲労回復効果や免疫機能向上の効果があり、夏の暑さ疲れには最適な栄養素です。
パプリカ・ブロッコリー・かぼちゃ・じゃがいもなど
まとめ
- 少年野球の熱中症対策として大事なことは、水分補給、塩分補給、ウェアの検討、身体を冷やす、日陰で休むの5つ
- 熱中症とは、体温調節機能が上手く働かなくなり、めまいや頭痛などのさまざまな症状を引き起こす状態のこと
- 意識がない、または呼びかけに対する返事がおかしい等あれば、ためらうことなくすぐに救急車を!
- 生活習慣を整えることで、熱中症になりにくい身体を作ることができる
少年野球は夏の暑い日にやるイメージが強いですが、熱中症で倒れてしまっては元も子もありません。
日ごろからの生活習慣と実際の練習や試合時のこまめな対策を、チーム全体で共有して、安全に暑い夏を乗り切りましょう。
そして、子どもたちはもちろんですが、一緒に暑い外に出ている大人の方もしっかり熱中症対策をしてくださいね。
少年野球のチーム全体で、しっかりと熱中症対策をして、安全に楽しく少年野球を楽しみたいですね。
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