私は上の子が小学校にあがるときに、正社員で続けてきた会社を退職しました。
いわゆる「小1の壁(=保育園や幼稚園時代と比較して仕事と子育ての両立が難しくなること)」に直面し、よく考えた結果、退職を選択したのです。
そんな私は、同じく小1の壁に直面した友人や過去の同僚から「退職して後悔した?」と聞かれることが、最近増えました。
その際には、「後悔したこともあるけど退職して本当によかったよ!」と伝えています。
今回は後悔した内容や退職してよかった理由、退職後の様々な働き方についてご紹介しますね。
小1の壁で退職して後悔しそうとなんとなく思って仕事をし続けると、かえってモヤモヤしながら働き続けることになるかもしれませんよ…!
その前に、この記事によってご自身の決意を固める後押しができたら幸いです。
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小1の壁で退職してどんなことに後悔した?理由や体験談を赤裸々に紹介!
私は小1の壁に直面して退職し、その決断を下して本当によかったと感じていますが、もちろん後悔したこともあります。
ここでは、小1の壁で退職して後悔した内容について3つご紹介します。
- 収入が減る
- 社会との関わりが減って寂しい
- 正社員のまま頑張ってる子持ちの女性がうらやましくなる
後悔したこと① 収入が減る
一番後悔したのはやはり収入面です。
今まで継続して入ってきたお金がいきなりなくなるので、最初はとても焦りました。
今までの家計を見直すために、簡単にでも家計簿をつけておくことをおすすめします。
最近は、アプリでも簡単に家計簿をつけることもできるので、一度登録してみてはいかがでしょうか。
後悔したこと② 社会との関わりが減って寂しい
小1の壁で退職することで外出が減り、家庭以外の居場所がなくなってしまった気がして、孤独を感じることがあります。
子どもと家で過ごす時間が長くなるのは喜ばしいことでもありますが、社会から離れてしまった感覚になってしまうことも事実です。
対処法としては、積極的にママ友や仲の良い友人と会う機会を増やしたり、短時間でもパート等働きに出たりすることで気持ちがまぎれるでしょう。
後悔したこと③ 正社員のまま頑張ってる子持ちの女性がうらやましくなる
元の職場で子どもを育てながらも仕事を続けている人がいれば、その人が働き続ける姿を見て、うらやましく感じる可能性があります。
あの人は正社員で働けているのに、なんで自分はできないんだろう…
と、私も同僚の姿を見て嫉妬してしまったこともあります。
ただ、隣の芝生は青く見えると言いますし、私たちの見えないところでとても大変な想いをしているかもしれません。
他人と自分を比べるのではなく、「自分はどうしたいのか?」を追求したうえで退職するかどうかを決めるのがベストです。
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小1の壁で退職を決意!実際に生活や子どもとの関係はどう変化した?
先ほどお伝えしたように、小1の壁で退職して後悔したことは何度もあります。
しかし今は、退職を決意したことが自分にとって間違いではなかったと、心から言えます。
退職前と比べて穏やかな生活を過ごせていること、子どもに向き合う時間が増えたことが決意してよかった主な理由です。
ここからは、具体的にどんな変化が起こったかをご紹介します。
自分の生活はこう変わった!
自分の生活は、時間的な余裕ができることで精神的にもとても楽な気持ちで過ごせるようになりました。
小1の壁で退職する前の生活は、以下のようなものでした。
- 朝は保育園に子どもを送り届けてから出社
- 時短勤務で終業時間になったら急いで会社を飛び出し、保育園に迎えに行く
- 帰り道で子どもと食材の買い出しに行く
- 家事は基本的に夜にまとめて行う
このように、全体的に慌ただしく過ごしており、ピリピリしてしまっていたかなと思います。
特に、毎日時間に追われて仕事を終わらせダッシュで保育園へ向かっているときは、「なんで私だけこんなに焦っているんだろう…」と切なくなったものでした。
これに加えて小学校にあがると下校時間は遅くとも15時ごろとなり、時短勤務の終業時間よりも遅くなってしまいます。
夏休み等の長期休暇は自分は仕事なのに子どもは家にいる状況で、留守番をさせるのがとても心配でした。
このような懸念事項があったので退職を決意し、生活はこう変わりました。
- 朝は子どもに「行ってらっしゃい」と送り出すことができる
- 子どもの具合が悪く学校を休む場合でもそばにいてあげられる
- 子どもが学校に行っている時間に家事や買い出しを済ませることができる
- なんなら昼寝もできる
個人的には、昼寝ができるのがとても嬉しかったです。
元々寝るのが好きだったので、たくさん寝て力を蓄えることで家事等に精力的に取り組めていると思います。
子どもとの関係はこう変わった!
自分の生活がゆとりあるものに変わったことで、子どもに向き合う時間が増えて関係性もよくなったと感じています。
小1の壁で退職する前は、仕事を終えた夜の時間帯に家事をしていたので子どもの話を聞いてあげられなかったこともありました。
例えば、夕食の準備をしているときに
ママ、今日保育園でこんなことがあったの!
と話しかけられたときも、
ごめんね、ママ少し忙しいから後で教えてね。
と言ってしまい、時間を割いてあげられなかったことがありました。
そのときの娘は少しさびしそうな表情をしていたのを今でも覚えています。
退職後は、子どもが帰宅したら「おかえり」と声をかけることができたり、「今日はこんな遊びをしたんだよ!」という話にもすぐに耳を傾けることができるようになりました。
こうやって学校であったことを教えてくれるのも、反抗期を迎えると難しくなるかもしれません。
今のうちに親子の時間をたっぷりとれて、本当によかったです。
また、宿題等の勉強に対して一緒に考えながら取り組めるのも、安心感があります。
小1の壁で退職しても正社員に戻れる?様々なキャリアの描き方があります!
小1の壁で退職することを決意してよかったと感じていますが、正社員を辞めると決断するにはなかなか勇気が必要でした。
「子どもが大きくなった後に正社員に戻れるだろうか?」「他にはどんな働き方はあるのだろうか?」と悩みに悩んでいたのです。
よく調べて考えた結果、正社員に戻れることもわかりましたが、私は在宅ワークのWebライターという働き方を選択しました。
ここからは、小1の壁で退職した後で復職する際の働き方別メリット・デメリットをご紹介します。
①正社員
- 給与水準が高く、今後の昇給も望める
- 経験した職種の仕事であれば入社しやすい
- 残業や出張が多い場合がある
- 転勤を命じられる可能性がある ※事前に要確認
一番の魅力は給与水準が高く、安定した収入を得ることができる点です。
小1の壁で退職しブランクがあっても、経験したことのある職種であれば正社員として入社できる可能性は十分にあります。
実際私も経験職の求人に応募したことがあるのですが、書類選考を通過することができました。
また、元々在籍していた会社に戻ることも視野に入れてよいでしょう。
私が在籍していた会社も出戻り採用=アルムナイ採用が導入されており、このような会社は最近増えています。
過去に活躍していた社員や会社の文化・方針を理解している人材が戻ってくることは、会社にとっても好都合という背景があるようです。
会社によっては残業や出張、転勤をする可能性もあるため、求人票や面接で事前に確認しておきましょう。
②派遣・契約社員
- 責任が軽く残業が少ない可能性が高い
- 転勤がない
- 昇給しにくい
- 会社によっては責任が重い仕事を任される可能性 ※事前に要確認
派遣・契約社員の場合は、正社員と比べて責任が軽く残業が少ない仕事である点が魅力です。
仕事内容についても、派遣元の会社に相談しながら様々な仕事を経験できる可能性が高いです。
一方で、時給の単価が上がることはほとんどないため、働くモチベーションを保つのが難しいかもしれません。
また、人手不足の会社等では責任の重い正社員同等の仕事を割り振られることがあるようです。
我慢する必要はないので、困ったことがあれば派遣元に相談するようにしましょう。
③パート・アルバイト
- シフト制なら残業がない
- 働く曜日や時間の自由度が高く家事とのバランスをとりやすい
- 昇給することがほとんどない
- 働く時間が短い分、給与は少ない
パート・アルバイトであれば、週に2~3回数時間の勤務という自由度が非常に高い働き方を実現できます。
実際に、私の友人がファミレスで週3で働いているのですが、「適度に体を動かせて楽しいよ!」と話していました。
一方で、時給が最低賃金となってしまうケースが多いことに加え、短時間での勤務であれば給与は少なくなります。
むしろ、ご家族の扶養に入る場合は好都合かもしれませんね。
④在宅ワーク(Webライターの場合)
- 家にいながら仕事ができる
- 人間関係に気を遣わずに済む
- 生活と仕事のメリハリがつけにくい
- 一定の収入を得るには時間がかかる
私は正社員で働くことも視野に入れましたが、残業等で家を空けることに抵抗があり、在宅ワークで働くことを決意しました。
実際に在宅でWebライターの仕事をして、家で働けることに非常にメリットを感じています。
外出の準備が不要、合間に家事ができる、自分の好きなように環境を整えることができるといった自由度の高さが控えめに言って、最高です…!
社内の人間関係に悩まされることがないのも、精神的に安心できています。
逆に言うと、プライベートと仕事の線引きが難しくなるので、常に仕事のことは頭にある状態になります。
仕事に慣れていない時期や記事の制作スケジュールがタイトなときには、深夜に作業することもありました。
それに加えて、一定の収入を得るには実績が必要なので、Webライターの仕事を始めたときは収入はほぼゼロでした。
それでも時間をかけて実績を積むことができれば仕事のチャンスが舞い込み、収入を上げることができるので挑戦してみてはいかがでしょうか。
近年は正社員でも在宅勤務ができる会社もあるので、求人を見てみることをおすすめします。
\単純作業や家事は音楽にのって片づけちゃおう/
まとめ
- 小1の壁で退職を決意してよかったと感じている
- 退職した当初は、①収入が減る、②社会との関わりが減って寂しい、③正社員のまま頑張っている子持ちの女性がうらやましくなる、といった点で後悔した
- 生活に時間的な余裕ができたため、心にもゆとりをもって子どもと過ごせるようになった
- 仕事復帰をする場合も、①正社員、②派遣・契約社員、③パート・アルバイト、④在宅ワーク等様々な働き方がある
- 私は在宅ワークで働いており、非常に満足している
小1の壁に直面すると、退職するか仕事を続けるか、どちらの選択が正しいのか迷ってしまいますよね。
どちらが正解ということは決してなく、どちらにも利点があることを理解したうえで自分の意志で決断することが大事です。
どちらを選択したとしても、小1の壁で退職して後悔したと感じることがきっと出てくると思います。
私も退職を後悔したことがありましたが、子どもと過ごせる貴重な時期に退職し一緒にいる時間を優先できて本当によかったと感じています。
自分の選択に後悔することがあっても、自分は何を優先したいのか?を振り返って自分なりの育児を頑張っていきましょう!
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