
スマートキッズベルトはコンパクトで持ち運びやすくて便利そうだけど、危ないって口コミも見かけて心配…
子どもの命を守るチャイルドシートの代わりとしてスマートキッズベルト注目されています。
価格が手ごろで取り付けも簡単なので私も8歳の娘に購入を検討していますが、「危ない」との声もあり、不安なので調べてみることにしました。
スマートキッズベルトは対象年齢·体格を満たしているか安全基準をクリアした正規品か、しっかり確認したうえで使えば危なくないことがわかりました。
この記事では、スマートキッズベルトを安全に使うために知っておきたい5つの注意点と違反になるかや、新安全基準についてもあわせて紹介します。
スマートキッズベルトの購入を検討しているあなたや、使用していて不安のあるあなたの参考になったら嬉しいです!
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スマートキッズベルトは危ない?知っておきたい5つの注意点


「チャイルドシートはかさばるし、乗せ降ろしが大変…」といった悩みを解決してくれるアイテムとして注目されているのがスマートキッズベルトです。
- 適応年齢·体重·身長を必ず確認しよう
- 正しい装着方法を守らないと危険!
- 安全基準を満たした製品を選ぼう
- 長時間の移動は姿勢が崩れやすいので注意
- チャイルドシートの完全な代替にはならない
コンパクトで持ち運びもラク、取り付けも簡単で口コミでも高評価が多い商品ですが、「本当に安全なの?」「事故のときにちゃんと守れるの?」といった不安の声も少なくありません。
ここでは、スマートキッズベルトが「危ない」と言われる理由や、後悔しないために知っておきたい5つの注意点をわかりやすく解説します。



使用を検討しているパパママは、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
①適応年齢·体重·身長を必ず確認しよう
スマートキッズベルトは、誰でも使えるわけではありません。
対象年齢や体重·身長の条件を満たしていないと、事故のときに本来の安全性が発揮されない可能性があります。
- 年齢:3歳以上
- 体重:15kg~36kg
- 身長:100cm~150cm
たとえば、「3歳だけど小柄な子」「5歳だけどまだ体重が14kg未満」などの場合は、使用を避けた方が安全です。
また、体格だけでなく「子どもが正しい姿勢を保てるか」も大切なポイントです。
座っている途中にすぐに体勢を崩してしまう子や、じっとしていられない年齢の子には不向きですね。
使用時のチェックポイント
スマートキッズベルト使用時のチェックポイントは以下の3つです。
- ベルトが首やお腹にかかっていないか?
- 子どもの肩と腰に正しくフィットしているか?
- ベルトがゆるんだりズレたりしていないか?
条件に合っていないのに使用すると、万が一のときに重大な事故につながることもあります。
②正しい装着方法を守らないと危険!
スマートキッズベルトの最大のリスクは、装着方法を間違えることで安全性が大きく低下してしまう点です。
- ベルトが肩より上に当たっていないか?
- お腹ではなく骨盤のあたりにベルトが通っているか?
- 座っている間にベルトがズレてこないか?
スマートキッズベルトは、チャイルドシートのように“カチッ”とはめればOKというものではなく、正しい位置にセットすることがとても重要です。
装着の仕方によってはシートベルトが首に食い込んだり、お腹にかかったりして、逆に危険な状態になってしまうこともあります。
SNSやレビューでも、「説明書を見ずに使っていたら、正しくつけられていなかった」という声が多数あります。
正しい使い方がわからなくて不安な場合は、カー用品店の店頭でスマートベルトキッズベルトを体験できますよ。
実際に体験できれば、正しい使い方を知れるだけでなく練習もできるのでおすすめですよ。
③安全基準を満たした製品を選ぼう
スマートキッズベルトには、安全基準を満たしているものと、そうでないものがあります。
価格だけで選ばず、「安全基準が明記されているか」「公式の販売元か」「正規品か」をしっかり確認してから購入するようにしましょう。
購入する際にチェックすべき大事なキーワードは【ECE R44/04】と【Eマーク】です。
これらは、国際的に認められたチャイルドシートの安全基準で、「この製品はクラッシュテストなどをクリアしていますよ」という証になります。
日本国内では国土交通省もこのECE R44/04の基準をもとに認可を出しているため、これを満たしていないスマートキッズベルトは、安全面から見ても使用が推奨されません。
④長時間の移動は姿勢が崩れやすいので注意
スマートキッズベルトは背もたれがないため、子どもが前のめりになったり、横に倒れてしまったりしやすいというデメリットがあります。
- 寝てしまったとき
- 車酔いで体勢を崩したとき
- 長距離移動で姿勢が乱れやすいとき
姿勢が崩れると、ベルトの位置もズレてしまい、万が一のときにしっかり保護できない可能性があります。
短距離の送り迎えや、子どもが座っていられる年齢なら問題ないことも多いですが、長時間のドライブには向いていないという声も。
使うシーンに応じて、安全性を最優先に考えましょう。



長距離のドライブだと寝てしまうことがよくあるので、短距離のときだけ使用したほうがよさそうですね。
⑤チャイルドシートの完全な代替にはならない
スマートキッズベルトは、あくまでシートベルトを子どもの体に合うように調整する「補助グッズ」です。
チャイルドシートやジュニアシートのように、衝撃から体を守るためのしっかりした保護構造はついていないので、安全面では違いがあります。
- 本体が小さい=守る範囲も限られる
- 衝撃吸収や体のホールド力はやや劣る
- 「代替」ではなく「補助的な位置づけ」であることを理解する
実際に事故に遭った人の中には、「ジュニアシートの方が安心だったかも」と振り返るケースもあります。
一方で、「近所の送り迎えに使っていて問題なかった」「旅行のときに軽くて持ち運びやすくて助かった」など、使い方次第ではスマートキッズベルトの手軽さが役立つ場面があるのも事実です。



「どのシーンで、どんな体格の子に使うか」をしっかり見極めることが大切ですね。
スマートキッズベルトは違反になるの?





スマートキッズベルトを使うと、道路交通法違反になるのでは?
チャイルドシートの代わりとして使えるとなると、本当に法律的に大丈夫なのか不安になりますよね。
スマートキッズベルトは日本の安全基準を満たした認可製品であれば、チャイルドシートやジュニアシートの代替品として使用が認められており、違反にはなりません。
ここでは、スマートキッズベルトが認められている理由と、警察に止められたときに使える警察庁の回答書についてわかりやすく説明します。
スマートキッズベルトが認められている理由
スマートキッズベルトが合法的に使える理由は、「ECE R44/04」という旧基準を満たし、さらに国土交通省の認可を受けていることにあります。


この基準に適合している製品には「Eマーク」がついており、それが正規品の証です。
以下の3つの条件を守っていれば、スマートキッズベルトの使用が違反になることはありません。
- 製品がECE R44/04に適合し、Eマークが表示されている
- 子どもの年齢・体重・身長が適応基準に合っている
- 正しい装着方法で安全性を確保している
しかし、これらの条件を守らずに使ってしまうと、違反と見なされるリスクもあります。
たとえば、
- 規定外の年齢や体格の子どもに使った場合
- 海外製などの非正規スマートキッズベルトを使用した場合
- 装着方法が間違っていて安全性が保たれていない場合
このようなケースでは、万が一事故が起きた際に「チャイルドシート未使用」と判断される可能性があり、保険の補償が受けられなかったり、責任を問われたりすることもあります。



使う前に正規品かどうかの確認と、使用方法をよく理解することが大切ですね。
近年導入が進む「R129(i-Size)」(アイサイズ)という新安全基準では、スマートキッズベルトのようなタイプは適合対象外になる可能性も出てきています。
現在は旧基準のECE R44/04でも合法とされていますが、今後「新安全基準」への移行が進むことで、使用制限が出てくる可能性もあるので注意が必要です。
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次に、警察庁回答書についてもみていきましょう。
警察庁の回答書とは?
「警察庁の回答書」というのは、スマートキッズベルトが法律に合っていることを説明した、警察からの正式な文書のことです。
この回答書には、スマートキッズベルトのようなベルト型の子ども用シートも、“チャイルドシートの代わりとして使える”と認められていることが書かれています。
その条件とは、
- 「国際的な安全基準(ECE R44/04やECE R129)に合格していること」
→Eマークがついていること - 「正しく使われていること」
→体重15kg~36kg、目安年齢3歳~12歳で、正しい装着と3点式シートベルトの座席で使用していること
この回答書は、スマートキッズベルトを買ったときに一緒についてくることが多いですが、自分でダウンロードして印刷しておくこともできます。
警察官にもこの内容が伝えられていて、認証されたスマートキッズベルトを使っている場合は違反として扱わないように指示されています。
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もし警察に止められたら?
万が一、警察官に「チャイルドシートを使っていないですね」と言われたら、警察庁の回答書を見せて説明すればOKです。
実際にこの回答書を見せたことで、問題なく通れたという人もいます。
ただし、子どもに合っていないサイズで使ったり、正しく装着できていないと、チャイルドシートと同じように注意されることがあります。
スマートキッズベルトと新安全基準の関係とは?





スマートキッズベルトは今は使えるけど、これから先はどうなるの?
現在、日本では「ECE R44/04」という旧基準に適合した製品であれば、スマートキッズベルトの使用は認められています。
近年になって「R129(i-Size)」(アイサイズ)という新しい安全基準の導入が進められており、今後はルールや対象製品が変わって使えなくる可能性も出てきています。
新安全基準「R129(i-Size)」(アイサイズ)について詳しく見ていきましょう。
新安全基準「R129(i-Size)」とは?


これまでチャイルドシートの安全基準といえば「ECE R44/04」でしたが、より厳しく安全性を高めた新しい基準が「R129(i-Size)」(アイサイズ)です。
この2023年9月1日から適用された新安全基準は、特に以下のような点が大きく変わっています。
- 子どもの身長を基準にする(これまでの「体重基準」ではなく)
- 側面衝突テストの義務化
- ISOFIX(アイソフィックス)対応を基本とする(取り付けミスを防ぐため)
R44(旧基準)とR129(新基準)の違いをまとめてみました。
①安全性 | |
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【R44(旧基準)】 前後からの衝撃のみ | 【R129(新基準)】 前後の衝撃だけでなく 側面衝突への対応が追加されている |
②対象基準 | |
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【R44(旧基準)】 体重に基づく | 【R129(新基準)】 身長に基づく |
③計測センサーの有無 | |
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【R44(旧基準)】 計測センサーなし | 【R129(新基準)】 頭·首·お腹の3か所に計測 センサーが追加され 衝撃による影響を計測 |
④後ろ向き期間 | |
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【R44(旧基準)】 生後12ヶ月頃まで | 【R129(新基準)】 生後15ヶ月を超え 身長76cmまでは 後ろ向きがマスト |
今後もし法律や安全基準が変わったら、スマートキッズベルトに求められる条件も変わるかもしれませんが、2025年4月の時点ではR44(旧基準)に合っていれば問題なく使えます。
ISOFIX(アイソフィックス)対応とは?


ISOFIX対応とは、チャイルドシートをより安全・確実・簡単に車に取り付けるための、国際的に標準化された固定方式のことです。
チャイルドシートを車に、シートベルトを使わずに専用の金具で簡単かつ確実に取り付ける方法で、シートベルトでの取り付けよりも簡単&しっかり固定できるので安全性が高くて安心です。
最近の車にはこのISOFIX対応の金具が標準装備されていることが多く、取り付けが苦手なママやパパにも人気があります。
スマートキッズベルトは使えなくなるの?
現時点では「ECE R44/04」基準に合格している製品なので、スマートキッズベルトは違法ではありません。
国の認可を受けた正規品であれば、道路交通法上の問題はなく、スマートキッズベルトをこれからも使うことができます。
これまで「身長140cm未満」が目安とされていたチャイルドシートの使用推奨基準は、事故を受けて見直され、2024年秋から「身長150cm未満」に引き上げられました。
ただし、道路交通法で義務づけられているのは「6歳未満の幼児」への使用のみで、身長に関する規定はありません。



これからも使えることがわかって安心しました。
これから法律やルールが変わる可能性もあるので、新しい情報が出たら必ずチェックしましょう。
新安全基準に対応したチャイルドシートやジュニアシートは安全性が強化されているので、これから購入する場合は比較検討することが大切です。
スマートキッズベルトのメリットとデメリット


ここまで、スマートキッズベルトの「危ない」とされる理由や注意点を見てきましたが、すべてが悪いわけではありません。
スマートキッズベルトは、「便利で手軽だけど、使い方を間違えると危ない」というメリットとデメリットが共存するアイテムです。
メリット | デメリット |
---|---|
コンパクトで持ち運びやすい 取り付けが簡単 価格が安くて手に取りやすい 子どもが嫌がりにくい | 使い方を間違えると危険性が高まる 体格によってはフィットしない 安全基準に関する誤解がある 非正規品や模倣品が出回っている |
正しい知識と使い方を知っていれば、便利に使える場面があります。
ここでは、スマートキッズベルトのメリットとデメリットを正しく理解するためにわかりやすくまとめます。
スマートキッズベルトのデメリット
スマートキッズベルトの主なデメリットを4つまとめました。
- 使い方を間違えると危険性が高まる
- 装着ミスや対象外の年齢で使うと、十分な効果が出ないことがある
- 体格によってはフィットしない
- 同じ年齢でも体格には個人差があり、スマートキッズベルトが正しく装着できないこともある
- 見落としがちなデメリット
- 安全基準に関する誤解がある
- 「誰でも使える」「全車種で使える」と思い込んでしまうとトラブルの元になる
- 適用条件を確認しないまま使うのは大きなデメリット
- 非正規品や模倣品が出回っている
- 安全性の保証がないスマートキッズベルトもあるので、購入前には正規品かどうかの確認を忘れない



体格が合うかどうか事前に確認してから購入検討するのがいいですね。
スマートキッズベルトのメリット
スマートキッズベルトの主なメリットを4つまとめました。
- コンパクトで持ち運びやすい
- 大きなチャイルドシートと違って、バッグに入るほど小さく軽量
- 旅行や祖父母の車での送迎にもスマートに対応できる
- 取り付けが簡単
- 車のシートベルトに通すだけなので、手軽で分かりやすく、忙しいママにも嬉しいスマート設計
- 価格が安くて手に取りやすい
- 数千円で購入できるので、メインでなくても“サブ”として選ばれることも多く、コスパの面でメリットがある
- 子どもが嫌がりにくい
- 座席の形を変えないので自然に座れ、子ども自身も違和感を感じにくいというメリットもある



やはり、コンパクトで手軽に取り付けができることが嬉しいですよね。
賢い選択をするためにも、使用前に情報をきちんと確認して、安全な使い方を心がけましょう。
チャイルドシートの代替として使いたい場合も、事前にしっかり情報を確認してからの使用が大切です。
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まとめ


- スマートキッズベルトが「危ない」と言われる理由には、誤解や装着方法のミス、対象外での使用、チャイルドシートの完全代替にはならないことが関係している
- 対象年齢や体重・身長の条件を満たしていないと事故のときに本来の安全性が発揮されない可能性がある
- 価格だけで選ばず「安全基準が明記されているか」「公式の販売元か」「正規品か」をしっかり確認してから購入する
- スマートキッズベルトは背もたれがないため、子どもが前のめりになったり横に倒れてしまったりしやすいというデメリットがあり、万が一のときに安全性が確保できない可能性がある
- チャイルドシートやジュニアシートのように、衝撃から体を守るためのしっかりした保護構造はついていないので安全面では違いがある
- スマートキッズベルトは日本の安全基準を満たした認可製品であれば、チャイルドシートやジュニアシートの代替品として使用が認められており、違反にはならない
- 近年「R129(i-Size)」という新しい安全基準の導入が進められているが、正規品であれば、道路交通法上の問題はなく、スマートキッズベルトをこれからも使うことができる
- スマートキッズベルトは、「便利で手軽だけど、使い方を間違えると危ない」というメリットとデメリットが共存するアイテム
スマートキッズベルトは、持ち運びやすく取り付けも簡単なアイテムですが、使い方を間違えると危ない一面もあります。
すべての子どもに適しているわけではなく、対象年齢や体重・身長などの条件をしっかり確認する必要があります。
危ない非正規品や模倣品も出回っているため、購入の際は正規品かどうかに注意しましょう。
スマートキッズベルトは一定の条件下でジュニアシートの代わりとして使える便利な選択肢ですが、保護構造がない分、危ないとされる理由も理解しておくことが大切です。
これからは新しい安全基準への移行も進む中、子どもの命を守るためにも、正しく選んで使っていきましょう。
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