雨の日が続くと、室内干しが増えますよね。
私は姪っ子が1~2歳の時に仕事の関係で一緒に住んでいました。
一緒に住んでいて気づいたことは、食べこぼしや飲みこぼし、布おむつも使っていたので、頻繁に洗濯物をしなければならず、洗濯物の量が多いこと!
そして特に雨の日や寒い日が続くと、洗濯物が乾かないので洗濯物が追い付かない。
でも赤ちゃんを連れてコインランドリーに行くのも遠いし重いし面倒!
洗濯物が溜まるばかりで、悩んだりイライラした経験はありませんか?
早く乾いて欲しい..
室内干しの洗濯物が乾かないイライラを解消するには、気温と湿度の問題を取り除くことや干し方、脱水などが大切になってきます。
なかなか乾かないで困っているあなたも、すぐに乾かせるコツをチェックして、イライラを解消し、快適に過ごしていきましょう。
洗濯物が乾かないイライラを解消!雨の日や寒い日でもすぐ乾く方法
室内干しはなかなか乾かないのでイライラしますよね。そこでその悩みを解消するべく、色々と調べてみました。
洗濯物が乾かないイライラを解消するコツは、気温(温度)や湿度を調節してあげること、かつ干し方や脱水などにひと手間加えることです。
室外の気温や湿度はコントロールすることができません。しかし、室内なら自分でコントロールできますよね。
そのため、乾きやすい環境を作り、干し方や脱水方法を少し工夫してあげるだけで洗濯物が乾きやすくなります。
少しの意識でなかなか洗濯物が乾かない時期であってもすぐに乾かすことができ、イライラや悩みも少なくなるはずです。
洗濯物が乾かない時のすぐ乾く室内干しのコツを5つまとめてみました。
- エアコンや除湿器で気温(温度)と湿度を調節する
- 脱水時に乾いたバスタオルを入れ、脱水時間も増やす
- 一度に洗濯する量を減らす
- すき間を意識して干してみる
- サーキュレーターや扇風機で空気を移動させる
どれも簡単なコツばかりで、すぐに覚えられちゃいます。コツを活かし、洗濯物が乾かない悩みを一緒に解決していきましょう!
それでは、1つずつ説明していきますね。
コツ①気温と湿度の調節
洗濯物が乾きやすいのは、気温25℃以上、かつ湿度が50%以下です。
40%を下回る:皮膚や目鼻喉などが乾燥し、ウイルスの活動が活発に!!
60%を上回る:カビやダニも発生しアレルギー疾患や感染症のリスクが!!
免疫力や肌が弱い赤ちゃんの為にも、湿度は50%を目処に調節していきましょう!
湿度がどれくらいまで下がったか分かるように、湿度計もあると便利ですね。
ダイソーなど、100円ショップにも温度計×湿度計も売っていましたよ!ぜひチェックしてみてください。
エアコンや除湿器でまずは除湿しましょう!
エアコンの場合
エアコンの除湿モードを使って、湿度計を見ながら除湿をしてみましょう!
エアコンの除湿モードで十分に除湿できない時は一度、設定温度を2~3℃下げてみるのもポイント。
ただ、同じ部屋に赤ちゃんがいる場合は少し肌寒くなるので、着るものの調節をしてあげてくださいね。
除湿器の場合
除湿器を洗濯物の近くに置き、部屋の扉を閉めて集中的に除湿しましょう。
今あるものを使っていただくのももちろんですが、『これから揃えたい!』というママさんに向けてリサーチしてみました。
赤ちゃんがいるご家庭におすすめなのは、衣類乾燥機能、内部乾燥機能、静音モードがついた除湿器です!
- 衣類乾燥機能 部屋干し対策機能がついており、衣類が乾きやすい
- 内部乾燥機能 内部にカビが発生しにくくお手入れの手間も省ける
- 静音モード 赤ちゃんがいるご家庭や睡眠時も静かでおすすめ
特に静音モードは40dB以下のものを選ぶと、寝ている赤ちゃんが起きてしまうという心配もなくなります。
また、除湿器で除湿しながら、エアコンでお部屋を暖めれば、より効率的に乾かせますね!
\赤ちゃんのいるご家庭におすすめ/
コツ②脱水時にバスタオルを入れ、脱水時間も増やす
乾いたバスタオルを入れ、脱水にかけることで乾きやすくなります。
一度すすぎまで終わらせましょう。
その後、乾いたバスタオルを入れ、脱水ボタンを押すだけでOK!
バスタオルによって水分が分散されることで乾きやすくなります。
乾いたバスタオルを入れるだけなら簡単にできそう!
また、脱水時間もいつもより長めに設定して回してあげると、より洗濯物の水分が飛んで乾きやすくなりますよ。
私もいつも6分で回していましたが、バスタオル+10分に変えただけでだいぶ乾きが良くなりました!
ただ、デリケートな素材のものは脱水時間や回数が増えることにより、傷んでしまう可能性があるので注意が必要です。
洗濯ネットに入れたり、おしゃれ着モードにするなど、様子を見ながらやってみてくださいね。
コツ③一度に洗濯する量を減らす
せっかく洗濯するなら、一気にやってしまいたい!と思われるかと思います。
でも、洗濯物の干す量が増えることで、湿度も上がってしまいます。
湿度を高くしないためには、1回の干す量を減らす必要があります。
赤ちゃんのよだれかけや肌着、布おむつなど、頻繁に使うものから優先的に洗ってしまいましょう。
乾きにくいシーツや敷きパッド、厚手の服など、乾きにくい物や替えがきく大人の服はできるだけ後回しにするなど、優先順位を決めるとよいかと思います。
コツ④すき間を意識して干してみる
干したときに洗濯物が密集していると、洗濯物の水分が逃げにくくなり、乾きにくいです。
すき間をあけて、洗濯物の水分を抜けやすくしましょう。
すき間をあけるポイントとしては3つあります。
- 目安として10センチの間隔で干す
- 太めのハンガーや乾きやすいハンガーを使う
- アーチ干しにする
10センチの間隔で干す
10センチほどの間隔をあけて干してあげるで、水分が抜けやすくなります。
厚手のものや大きいシーツなどを干すときは、15センチくらい開けて干してあげるとなお良いです。
太めのハンガーや乾きやすいハンガーを使う
スーツハンガーなどの肩のところが太めになっているハンガーを使うことによって、洗濯物内にすき間ができて水分が抜けやすくなります。
また、細いハンガーしかない!という場合には、細いハンガーの肩のところにタオルを巻きつけてあげることで太いハンガーへと大変身。
水分も吸収出来て、一石二鳥ですね。
また、最近は洗濯物が乾きやすくなるような設計になっているハンガーも売られています。そちらも活用してみると良いかもしれないですね!
アーチ干しにしてみる
アーチ干しにしてみると、なぜ乾きやすいのでしょうか?
- 洗濯物の水分が蒸発がしやすい形になっている
- 下へ下へと、気流も発生するため乾きやすい
- 両端の長めの洗濯物に風が当たりやすくなる
- 洗濯物の下に大きい空間ができ、風が通過しやすい
このように干し方をアーチ型に変えただけで沢山のメリットがあります。
少し意識して干してみるだけで乾きやすさが変わるなら、やってみたいですよね!
そのため、赤ちゃんのものをまとめて干すとなると、両端にタオルやズボン等長めのもの、真ん中にかけてよだれ掛けや靴下と干してみると良いかもしれません。
コツ⑤サーキュレーターや扇風機で空気を移動させる
水分が洗濯物から出ていったとしても、その場に水分が留まったままだと乾きにくい状態が続いてしまいます。
そのため、サーキュレーターや扇風機などで水分を移動させる必要があります。
洗濯物の下、もしくは近くに置いて、洗濯物全体に風がいきわたるようにしましょう。
サーキュレーターを置くときは、赤ちゃんがサーキュレーターや扇風機に指を入れてしまう危険性もあるので、ネットをつけてから設置しましょうね。
またリサーチした所、サーキュレーター×除湿器という一体型の商品もありました。
子供がいると荷物が多くなったりして置き場所にも困る!という方におすすめですよ。
洗濯物乾かない雨の日や寒い日の謎解明!!
それでは、そもそもなぜ雨の日や寒い日には洗濯物が乾きにくくなるのか。
それには、雨の日や寒い日特有の気温と湿度が大きく関係しています。
洗濯物がなかなか乾かない気温と湿度の関係を、雨の日と寒い日に分けて簡単に説明していきますね。
雨の日の場合
雨の日、特に雨の多い梅雨の時期は、空気中に含まれる水分の量が多くなり湿度が高くなります。
すると、洗濯物に含まれる水分が蒸発するのに時間がかかり、洗濯物が乾きにくくなります。
さらに、雨の日は気温も低くなりますよね。気温が低いと、水蒸気が蒸発しずらく洗濯物が乾きにくくなります。
まとめると『湿度(高い)×気温(低い)=水蒸気蒸発しにくい⇒乾かない』ということになります。
つまり、気温(温度)を上げて、湿度を下げる必要があります。
寒い日の場合
冬のような寒い日は梅雨の時期と逆で、空気が乾燥していて湿度が低くなります。
湿度が低いと洗濯物は乾きやすいイメージがありますが、気温が低いと空気中に取り込める水分の量が減ってしまいます。
もうお腹いっぱいだよ~
よって洗濯物に含まれる水分が蒸発しにくく、洗濯物も乾きにくくなってしまいます。
まとめると『湿度(低い)×気温(低い)=水蒸気蒸発しにくい⇒乾かない』ということになります。
つまりは、エアコンなどの暖房器具を使用するなどして気温(温度)を上げる必要があります。
干している量が多いことで室内の湿度も高くなっていることもあるので、やはり自分で湿度・温度を調節し、乾きやすい環境を作ってしまいましょう。
洗濯物が乾かないと臭いも気になる!!生乾き臭対策5選
室内干しすると洗濯物が乾かないという悩みの他に気になることがもう1つ。そう、生乾き臭。
しっかり洗えているはずなのに..
特に雨の日や寒い日は、洗濯物がなかなか乾かないので臭いも気になります。
乾かないことだけでもイライラするのに、しつこい臭いで気分もだいぶ下がりますよね!
くさいことで赤ちゃんも不快に感じ、寝不足に。なんてこともあるかもしれません。
この生乾き臭の原因は、『モラクセラ菌』というもので、日常的に存在している常在菌の一種です。
洗い残した皮脂やたんぱく質などを食べ、増殖します。
そして、『モラクセラ菌』の排泄物があのくさい生乾き臭を出しているそうです。
この『モラクセラ菌』ですが、人間の免疫力が極端に低下していると、感染症を引き起こしてしまう可能性もあるそうです。
そのため、免疫力が低い赤ちゃんは特に気を付けないといけないですね。
それでは、その『モラクセラ菌』かつ、臭いの対策法を5つご紹介していきます。
クエン酸配合の柔軟剤を使用する
『モラクセラ菌』はクエン酸や熱に弱い性質があります。
今はクエン酸が入った柔軟剤も販売されています。
自分で作るのもよいですが、粉末を溶かしたりする手間もなく、また普段の洗剤と一緒に使えるのでとても便利ですね!
是非ドラックストアやスーパーに行った際、チェックしてみていただけたらと思います。
※なおクエン酸は、塩素系漂白剤と一緒に使うと有毒ガスが発生して危険なので、一緒に使わないように注意しましょう。
\臭いの元からしっかり消臭/
洗濯前に、お湯でつけ置きしてから洗濯する
上記でも述べたように『モラクセラ菌』は高温にも弱いです。
そのため、洗濯する前に容器に60℃~70℃の熱いお湯を入れて、約30分間つけ置きしてから洗濯すると臭いも気にならなくなります。
温度計がない場合、60℃以上のお湯を見た目から判断するには、沸騰し始めたぷつぷつ小さい泡が出てきた位です。
また、冬場はお湯の温度が下がるのが早いですよね。
そのため、初めは熱いお湯でつけ置きして、30℃~40℃くらいに下がったら重曹を入れてつけ置きすると、重曹の力でも菌の増殖を防いでくれて安心ですね。
重曹は弱アルカリ性なので肌に優しく、皮脂汚れもしっかり落としてくれますよ。
酸素系漂白剤が入っている洗剤を使う
『モラクセラ菌』は通常の洗剤では殺菌できませんが、酸素系漂白剤で殺菌することができます。
また酸素系なので、塩素系のようなツーンとした臭いやガス発生しないので安全に使えます。
無添加処方のものもあるので、赤ちゃんでも安心ですね。
※素材によっては向かないものもあるので、素材やタグを確認してから行いましょうね。
お風呂の残り湯で洗濯する場合、すすぎは水道水を使う
残り湯だと皮脂がお湯に溶け込んでいるため、臭いの原因になります。
臭いの原因を少しでも減らすために、すすぎは水道水を使いましょう。
また、臭いを消すために洗剤を多く入れることも逆効果だそうです。
洗剤の量と洗浄する力は比例しないそうなので、洗剤の量は控えて、水道水でのすすぎもいつもより1回多くするとよいかもしれないですね。
洗濯槽クリーナーを使う
そもそも洗濯槽から生乾き臭がする場合、洗濯槽にカビが生えていたり、汚れがたまって菌が増殖していたりする可能性があります。
洗濯槽クリーナーで綺麗にしてから洗濯をすると、もしかしたら臭いも気にならなくなるかもしれません。
まとめ
- 洗濯物が乾かないイライラを解消するには、気温と湿度の問題を取り除くことや干し方、脱水などを意識する
- すぐ乾かすコツは、①気温(温度)と湿度を調節②脱水時に乾いたタオルを入れる③一度に洗濯する量を減らす④すき間を意識して干す⑤空気を移動させる
- そもそも雨の日や寒い日に洗濯物が乾かない理由は、特有の気温と湿度が大きく関係していた
- 乾かない洗濯物の臭いの原因は『モラクセラ菌』
- 『モラクセラ菌』は人間の免疫力が極端に下がっていると、感染症を引き起こす可能性もある
- 対策として①クエン酸配合の柔軟剤を使う②洗濯前につけ置きする③酸素系漂白剤入りの洗剤を使う④残り湯でなくすすぎは水道水で⑤洗濯槽クリーナーを使う
洗濯物以外でもやることが沢山あるのに、洗濯物が乾かないとイライラしてしまいますよね。
赤ちゃんはすぐ衣類が汚れてしまうので頻繁に洗う必要があります。
かといってコインランドリーに小さい子供を連れていくのも、洗濯物が多いと大変ですし、また取りに行くのも面倒かと思います。
そのため、この洗濯物がすぐ乾くコツや臭い対策によって、乾かないことによるイライラや悩みも無くなり、お母さんや赤ちゃんが気持ちよく過ごせると嬉しいです。
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