私は小学生の娘を持つ30代後半のママです。
先日、3歳半の男の子のママでもある妹からとある相談を受けました。
3歳半の息子のトイトレが進まない。もうすぐ4歳なのにどうしよう。
周りのお友達がトイトレを卒業していく中、3歳半になってもオムツが取れない、進まないトイトレにイライラしている様子でした。
この相談を聞いて、私は少し懐かしくなりました。そう、我が家の娘もトイトレには時間がかかったのです。
トイトレが思うように進まないときには、子どもがトイレに行かない原因を探って、問題を解決することが一番の近道です。
トイトレが思うように進まない、トイトレゆっくり派のお子さんをお持ちのママに向けて、私の体験談を含め3歳半を過ぎてからのトイトレの進め方を紹介します。
\娘が大好きだったトイレの絵本/
3歳半を過ぎてもトイトレが進まないのはどうして?
3歳半過ぎてトイトレが進まない時、大人は焦るものですが、まず子どもの気持ちに寄り添うことが重要です。
トイトレを進めるためには、子どもが積極的にトイレに行けない理由を探り、原因を改善することが一番の近道なのです。
トイトレが進まないと周りの子の進み具合や年齢を気にしてしまいがちですが、小学生になってもおむつの子はほとんどいません。
トイトレが進まない時にはどうしたらいい?
3歳半を過ぎてくると、意思疎通がはかれるようになる子も多いはずです。
トイトレが大人の思うように進まないと困っているあなたは、子ども自身にトイレでおしっこや、うんちをすることの何が嫌なのか、気になるところを聞いてみましょう。
当時3歳半を過ぎてもトイトレが進まない娘に、トイレに行くことの何が嫌なのか聞いてみた答えは、「トイレが怖い」でした。
その為、先ほど紹介した絵本「おトイレさん」や可愛らしい絵柄の「ゆっくとすっく トイレでちっち 」などを一緒に読み、トイレは怖いところではないよと伝えました。
トイトレが進まず大人が試行錯誤するよりも、子どもがトイレを積極的にできない原因を解決するほうが、おむつ卒業の近道となるのです。
我が娘と甥っ子のトイトレ事情紹介
我が娘がトイレに行けない一番の理由はトイレの雰囲気が怖いことでしたが、娘がトイレは怖くないと感じられる環境を整えたことでトイトレを進めることに成功しました。
他に工夫したことはトイレに娘の好きなキャラクターのポスターを貼ってみたり、トイレを可愛らしく飾ってみたことです。
こうした工夫によりトイトレがすぐに進んだ訳ではないですが、娘の気持ち聞き、トイレへの怖い気持ちを軽くするとはできました。
\トイレは怖くない!!子どもと一緒に楽しく読もう/
さて、先ほどの甥っ子はというと
3歳半の息子は遊びに夢中で、トイレに行くのが面倒みたい
トイレに行きたくない理由は子どもそれぞれ。
おしっこがしたそうなのに、遊びをやめられなくてトイレに行けない子には、トイレだけの特別なおもちゃやシールブックを用意してはいかがでしょうか。
トイレに行けば、特別なおもちゃで遊べるとなれば行こうという気持ちになってくれるはずです。
トイトレが思うように進まず疲れてしまう前に
子どもの気持ちに寄り添ってみてもどうしてもトイトレが進まず、進めるのが難しそうな場合は、思い切ってトイトレを休むことも検討してみましょう。
子どもに無理をさせてまで、進まないトイトレにこだわることはありません。
親の焦る気持ちが、子どもに伝わり余計にこじれてしまいかねないからです。
そしてトイトレを休むと決めたら、その間は親もしっかり休みましょう。
周りの子ども達と比較して焦る気持ちはとても分かりますが、親子で休むと決めたのなら、しっかりと休みましょう。
トイトレ時期の子どもを育てているときには、トイトレが進まないことが大きな問題のように感じますが、長い目で見るとそんなこともあったなと思える日が来ますよ。
3歳半のトイトレでオムツからパンツへ変えるタイミングは?
3歳半のトイトレに限らず、トイトレ中に悩むのが、いつまでオムツを使うのかというところ。
結論からお伝えすると、紙オムツから布パンツに移行するタイミングは、3歳頃が多数をしめます。
3歳半になると周りもパンツの子が増えてきて、子ども自身も意識をし始める頃です。
お兄さんパンツ、お姉さんパンツに興味を持ち出しますから、この時にしっかりトイトレを進めるべくパンツに変えていきたいところですよね。
パンツに抵抗なく移行してくれるお子さんであれば困りませんが、中にはオムツに安心感があり、3歳半を過ぎて小学校入学が近づいてきてもなかなかオムツから卒業できずトイトレが完了しない子もいます。
我が娘のオムツ外れ体験談
お姉ちゃんのところも、なかなかオムツとれなかったよね?
我が家の娘のオムツが完全に取れたのは小学校入学が近づいてきていた年長さんの夏でした。
3歳半を過ぎておしっこはトイレでできていましたが、うんちはできない状況だった娘。
小学校は保育園と違い、何から何まで先生が見てくれるわけではありません。
そこで思い切って「7月のお誕生日がきて6歳になったら、おむつじゃなくトイレでうんちをするようにしよう!」と娘に提案し、娘は「わかった」と言ってくれました。
それが誕生日の3か月前の出来事でした。
その後も相変わらずおむつでうんちをし続ける娘でしたが、誕生日当日のことです。
娘は「きょうから6さいだから」とオムツを手にすることなく、あっさりトイレでうんちをしてみせたのでした。
昨日までのあのこだわりはなんだったのかと、こちらが拍子抜けしてしまうほどに、あっさりと娘のトイトレは終了したのです。
我が娘のトイトレから学んだこと
トイトレを進めるか休むか迷ったとき、子どもの心と体の状態によっては次のステップへの背中を押すことでうまくいくこともあるのです。
子どもの意見を尊重することはもちろん大切ですが、我が娘は「この日からやってみよう」と私が線引きして後押ししたことがトイトレ成功の決め手になりました。
私自身、子ども本人の気持ちを尊重し、いつかはできるようになるだろうと、年長さんになるまで無理にトイトレを進めず見守っていました。
しかし、年長さんになり小学校入学を控え、トイレでうんちができないまま小学生になったら、娘が困るのではと私は思い始めました。
約束をしたとはいえ、変わらない様子に焦らなかったの?
約束をした日以降も娘は変わることなく、オムツにうんちをし続け、私もオムツを変え続け、時折おしっこでトイレに行った時に「お誕生日がきたら、うんちもトイレでしようね」と話していました。
正直私は、誕生日がきたからといってオムツが完全に取れると期待はしておらず、年長さんになるまで取れなかったオムツがそう簡単に取れるわけはないだろうと思っていたのです。
期待をしすぎてしまうと親子共々疲れてしまいますが、なるようになると肩の力を抜いて進めることが成功につながったのかもしれないと思います。
3歳半のトイトレに進め方のコツはある?
ここまでトイトレの進め方について書いてきましたが、3歳半までトイトレが進まない状況のご家庭であれば、一通りのトイトレの進め方は試されたあとかもしれません。
ここでは、トイトレの進め方をいくつかご紹介します。
- 生活の区切りでの声かけ
- ご褒美作戦
- トイレに関する絵本の読み聞かせ
- トイレを楽しく飾ってみる
- トイトレを大人も楽しむ
続いてそれぞれの方法を詳しくご紹介します。ぜひあなたにあった方法で、手を付けやすいものからすすめてみてください。
生活の区切りでの声掛け
着替えや朝起きる時間、おやつの時間を守ったといった、簡単に達成できる生活の区切りで、これでもかというほどに褒めてみましょう。
褒められた!という気持ちが、次の挑戦へ繋がっていくのです。
トイトレの進め方に困っているあなたは、たくさん工夫したのに3歳半になった今もオムツが取れないと悩み、自分の進め方が良くないかもしれないと思いつめていないでしょうか。
私も色々試してみたけれど、うまくいかなくて最近はイライラしがち・・・
トイトレはお漏らしの対応や、嫌がる子供への声かけなど親にとっても負担が大きいです。
イライラする出来事もしょっちゅう起こります。
そんな時、つい怒ってしまいがちですが一呼吸おいて怒らず、できていたこと、がんばろうとしていたことに目を向けて褒めてあげましょう。
ご褒美作戦
トイレトレーニングにおすすめのご褒美作戦は、できたね!シールです。
シールは貼るだけで達成感を味わえる、子どもにとって絶好のご褒美です。
トイレに好きなキャラクターのシールとカレンダーを準備しておくだけで、簡単に実行できます。
トイレにそろそろ行った方がいいなというタイミングで子どもをトイレに誘い、目標を達成したらシールを貼るというものです。
最初は座ることができたら、次はおしっこが出たら、その次はおしりを自分でふくことができたら、というようにハードルを少しずつ上げていくことでトイレに行く習慣をつけることもできますよ。
\だいすきご褒美シールはトイトレにも◎/
トイレに関する本の読み聞かせ
我が娘のように、トイレにマイナスなイメージを持ってしまっている場合は、トイレに関する本を読んでトイレがどのような場所なのか理解させるのも一つの手です。
トイトレにおすすめの代表的な絵本には、以下のようなものがあります。
- しろくまのパンツ
- おトイレさん
- ノンタンおしっこしーしー
トイトレには雰囲気も重要です。ぜひ親子で楽しく読み進められる本を探してみましょう。
\人気のしろくまのパンツ/
\楽しいシリーズおトイレさん/
\定番のノンタンシリーズ/
トイレを楽しく飾ってみる
子どもの大好きなキャラクターなどでトイレをデコレーションするのも一つの楽しい方法です。
子どもの秘密基地のような、楽しくワクワクする空間を作ることで、トイレの雰囲気が怖いことでトイトレが進まない子どもの不安を消すこともできるのです。
トイレの各所に大好きなキャラクターものを並べたり、一緒に描いた絵を貼ったりして、子どものお気に入りの空間に仕上げるだけでも、トイレに行くハードルを下げることができます。
ぜひ、子どもの好きなものをトイレに取り入れてみてください。
トイトレを大人も楽しむ
とはいえ、親だって人間です。怒ってしまうことがあっても仕方ありません。
ただ、少しでも怒る場面を減らせるように、
子どもを大切に思い、自立を促すなら、親が自分自身を大切にすることが重要なのです。
- 汚れたら洗うのが大変なカーペットなどはトイトレの間は片づけておく
- 暑い時期であれば子どもを肌着だけにして、お漏らしをしても洗濯物が少なく済むようにする
一見小さなことですが、親自身が楽にいられる方法を探ることが大切です。
ぜひトイトレがすすまない子どもに手一杯のあなたも、自分自身が楽にできる対策や考え方で乗り切りましょう!
まとめ
3歳半を過ぎたトイトレで必要なこと
- 子どもの気持ちを聞いてみる
- 進まないトイトレに疲れたら、思い切って休む
- 子どもの意思は尊重しつつも、親の後押しも時には大切
- 怒るより褒めよう
進まないトイトレは、子どもだけでなく親も疲れてしまいますよね。
オムツの取れた他の子を見て、焦る気持ちが出るのは当たり前のことです。
しかし、3歳半までトイトレが長引いて子どもが少し大きくなり、お話が上手になってくる年齢だからこそ聞ける子どもの気持ちがあります。
3歳半になった我が子は何が気になってトイトレが進まないのか、何に困っているのか耳を傾けてみてください。
子どもがもつそれぞれのペースで、子どもも親も頑張りすぎず取り組んでいきましょう!
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