小学校入学を控えた年長さん。
年長さんにもなって、ひらがなが読めないなんて、やばい?!と心配になりますよね。
でも安心してください。年長さんでひらがなが読めない状態でも、まだ特に焦る必要はありません。
小学校に入って、1番に学習するのは【ひらがな】の読み書きです。
ここで先生がしっかり丁寧に教えてくれるので、そのタイミングで家でもしっかりとサポートすれば、遅いなんてことはありません。
しかし年長さんの間に、少しでもひらがなに興味を持ってもらい、読めない状態を回避したいと思っているあなたに、私が実際に試した方法をご紹介します。
焦ることなく、お子さんと一緒に楽しく、ひらがなに触れ合えたら、うれしいですね。
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年長さんなのにひらがなが読めない!と思っても焦ることなし♪
年長さんになると、周りは自分で絵本を読んだり、友達にお手紙を書いたりと、ひらがなへの興味が広がる年ごろです。
その中で、ひらがなに一切興味を示さず、全くひらがなが読めないと、うちの子大丈夫?と心配になりますよね。
しかし、年長さんのうちはまだ焦らなくても大丈夫です。
小学校1年生の国語で、1番最初に習うことは、「ひらがな」の読み書きです。
ひらがなが読めない状態の子でも、小学校の先生が、正しく丁寧にひらがなを教えてくれます。
このタイミングで先生任せにしないで、しっかりとわが子のサポートをしてあげられたら、ぐんぐん覚えるようになることでしょう。
わが家のタロさんは保育園年長さんのころ、一切ひらがなに興味がなく、自分の名前のひらがなすら読めない状態でした。
小学校に入学してからも、周りのみんなに少しばかり遅れをとっていました。
しかし通級指導教室の勧めもあり、1年生終わりころには周りとの足並みもそろってきて、小学5年の今は、文章問題でもスラスラ解けています。
ひらがなに興味のない状態で、無理やりにひらがなを覚えさせようとしても、全く覚えられないばかりか、苦手意識が先行してしまうことにもなりかねません。
わが子がひらがなに興味を持つころまでは、無理に覚えさせようとはしない方が得策です。
年長さんにひらがなに興味を持ってもらう方法
年長さんでひらがなが全く読めなくても心配はないとは言え、やっぱり少しでも興味は持ってほしいですよね。
全くひらがなに興味のなかった年長さんのタロに、ひらがなに少しでも興味を持ってもらうために、母の私が行ったことを紹介します。
大事なことは、ひらがなを覚えてほしいという親の思いは一旦忘れて、とりあえずひらがなが書いてあるものに触れさせて興味をそそることです。
- わが子の好きなキャラクターのひらがな本を一緒に見た
- カルタを家族で戦う
- わが子の興味のあるものばかりを集めた、手作りのあいうえお表を一緒に作る
わが子の好きなキャラクターのひらがな本を一緒に見た
うちのタロは、保育園のころ、大の特撮ヒーローマニアでした。
特撮ヒーローのものなら何でもほしがるタロに与えたのが、下記のようなひらがな本です。
この本は、ホワイトボードのような材質になっており、ホワイトボード用のマーカーを使えば、何度でも書いたり消したりできます。
ひらがな自体にはあまり興味を持っていませんでしたが、大好きな特撮ヒーローが載っているので、喜んで見てくれ、潜在的にひらがなを吸収してくれたのではないかなと思います。
カルタを家族で戦う
カルタは、負けず嫌いな子には特におすすめです♪
うちのタロは、ひらがなに全く興味のない割には、テレビ欄やハードディスクの録画一覧から、好きなアニメを見つけるのは得意でした。
ひらがなに興味はないけれど、ひらがなの形は理解しているようなタロに、カルタをさせてみたところ、意外や意外、大人顔負けでバンバン取れるのです。
私のおすすめは、ことわざが書いてあるカルタです。
意味は分からなくても、何となくことわざも覚えられて一石二鳥ですよ。
わが子の好きなものを集めた、手作りのあいうえお表を作る
世の中には、色々な種類のあいうえお表があります。
しかし、なかなかタロが興味を持ってくれそうなあいうえお表がありませんでした。
そして思いついたのが、タロの大好きなものばかり集めたあいうえお表を作ればいいのではないかと言うことです。
私はエクセルを使用して、タロの【た】にはタロの写真を貼り、妹のハナの【は】にはハナの写真、ママやパパの名前の頭文字にも。
タロの好きな特撮ヒーローや、好きなアニメキャラクター、好きな食べ物などなど、タロだけのあいうえお表を完成させました。
当時作ったあいうえお表を探してみたのですが、少しグレードアップした濁点半濁点の表しか見つかりませんでした…。
さすがに濁点半濁点は歯抜けが多いですが、通常版は、全て埋めて作成していました。
私は自分1人で作って、完成してからタロに見せましたが、年長さんにもなれば一緒に作ることで、さらにひらがなに興味が出たかもしれないなーと、後から思いました。
もし作ってみようと思われたあなたは、ぜひお子さんと共に作ってみてください。
私はエクセルで作りましたが、画用紙とシールや切り抜きなど、手書きで作るのも楽しそうですよね♪
年長さんへのひらがなの教え方
なかなかひらがなに興味を持てなかったタロとは違い、妹のハナは、年長さんと言わず年少、年中さんくらいのころから、ひらながに興味津々でした。
自分で頑張って絵本を読もうとし、教えて教えて!と頼んでくるような状態でした。
そんな風にひらがなに興味を持ったなら、ひらがなを正確に教える大チャンスです。
ひらがなに興味津々なハナへ、年長さんのころに実践したひらがなの教え方もご紹介しますね。
- わが子の興味のある絵本を一緒に読んだ
- えんぴつで線を引く練習
- ひらがなのなぞり書きに挑戦
- お手本を見ながら書けるように練習
わが子の興味のある絵本を一緒に読んだ
ハナは、絵本を自分で読むのが好きな子でした。
ひらがなが全く分からない状態でも、読んでもらった内容を覚えて、なんとなーくで絵本を読んでいた記憶もあります(笑)
そんなハナが特によく読んでいた絵本は、【ととけっこう よがあけた】【じゃあじゃあびりびり】【いないいないばあ】の3冊です。
どれもひらがなが少なく、ひらがなを覚えたての子でもすんなり読める内容になっています。
年長も中盤になり、少しずつひらがなが多い本にも挑戦していきました。
ハナの1番のお気に入りの絵本は【そらまめくんのベット】でした。
難しい本でも自分で読めたという成功体験が、さらに文字を読むということに対しての興味に繋がります。
えんぴつで線を引く練習
ひらがなが『あ』から『わ』まで完璧に読めたとしても、すんなり書くことができるわけではありません。
まずは、えんぴつで、自分の思い通りの線を引けるようになる練習が必要です。
えんぴつで自由に線や絵を書いたり、ここからここまでまっすぐな線を引いてとお願いしてみたり。
とにかく、えんぴつで書くということに慣れさせましょう。
そしてえんぴつの練習には、ぬりえもお勧めです。
ひらがなのなぞり書きに挑戦
えんぴつの動かし方が上手になったら、次はひらがなのなぞり書きに挑戦しましょう。
ひらがなの教え方として、【あ】は形が複雑なので、最初は【く】【し】【つ】【へ】など、簡単な字から順番に練習していきましょう。
2章のときに紹介した特撮ヒーローの『あいうえお書けたよ!ブック』は繰り返し使えるので、書く練習におすすめです。
特撮ヒーローだけでなく、プリキュアやくまモン、ウルトラマンなんかもありますよ。
お手本を見ながら書けるように練習
なぞり書きが上手にできるようになったのであれば、お手本を見ながらひらがなを書く練習に移りましょう。
お手本を見ながらひらがなを書く練習は、なぞり書きに比べて、難易度が圧倒的に高いです。
大きい真っ白な紙に、自由に書かせてみてください。
うまく書けないからと言って、そこはそうじゃない!と何度も指摘はせず、こんな風に書いてみたら~?と教え方も工夫してみてくださいね。
まとめ
- 年長さんでひらがなが読めないことは、まだ焦ることではない
- ひらがなが読めない状態でも、小学校の1番最初の学習で、先生から丁寧に教わるので大丈夫
- 年長さんにひらがながへの興味を持たせるには、好きなものや興味が持てるものに、ひらがなを組み込む
- ひらがなに興味を持った子には、年長さんでなく、年少や年中さんであっても、たくさんひらがなに触れさせてあげる
- いくらひらがながスラスラ読めても、書けるわけではないので、えんぴつの練習も大事
年長さんにもなって、ひらがなが全然読めない!と焦っていた気持ちは収まりましたでしょうか。
きっと親の私たちがいくら焦ったところで、ひらがなに興味がないうちは、全く覚えられません。
その子にとって、まだその時ではないのです。
いずれきっと、その時がやってきます。それまでは、気長にコツコツとさりげなく、ひらがなを身近なものにしておいてあげてください。
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