ジュニアシートとブースターどっちを使う?いつから着用?違いと安全性も徹底調査!

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私は、3人の男の子を育てている保育士です。

先日、2歳児クラスのママから、ジュニアシートかブースターのどっちかに移行したいが、どっちがいいのかと相談を受けました。

ジュニアシートとブースターの違いや、どっちが使いやすいのかと疑問もある様子。

ジュニアシートとブースターの違いは背もたれのあるなしで、ブースターは身長125cmをすぎて背もたれが必要なくなるころからの使用が推奨されています。

わが子も数年前まで使っていましたが、購入は十数年前…。最新のジュニアシートやブースターについて気になり、調べてみることにしました。

ジュニアシートやブースターはいつから着用できるのか、そして知らないと危険な新安全基準についてもまとめました。

わが子にはどっちが良いのか違いを知って、安心安全な車ライフを過ごしていきましょう。

\背面をはずせばブースターにもなる♪/

目次

ジュニアシートとブースターはどっちを使う!?違いと共通点とは

赤ちゃん用のチャイルドシートが窮屈になり、新しくジュニアシートかブースターをどっちか購入しようとお考えではないでしょうか。

ジュニアシートとブースターの大きな違いは、背もたれがあるかないかです。

背もたれがあるかないかにより、価格面や持ち運びの利便性、いざという時の安全性も変わってきます。

どっちを選べばいいのか悩んでいるあなたへ、ジュニアシートとブースターの違いを詳しくご紹介しますね。

ジュニアシートとは

ジュニアシートとは、座面(ブースター)を含めた背もたれと頭部側面を覆うようなヘッドレストがついている、幼児から学童まで使えるチャイルドシートのことです。車のシートベルトで固定するシートベルト式と、専用の器具に取り付けるISOFIX式があります。安全面ではISOFIX式が上ですが、その分お値段も上がります。

お子さんの成長に合わせて背面部分を取り外すことで、ブースターにもなり、長く使えるというところが便利です。

保育士ママ

ジュニアシートはヘッドレストがあるので、車に乗るとすぐに眠くなってしまったうちの子には、もたれかかって寝られてちょうど良かったなと思いだしました。

ブースターとは

背もたれ部分のない、座面だけのジュニアシートのことです。

こちらもシートベルト式とISOFIX式があります。しっかりと胸の位置にベルトが通るように、肩ベルトガイドのついているものが便利です。

シートベルト式なら数千円からと安価なものもあり、座面部分のみなので持ち運びもしやすいのも特徴です。

\ISOFIX式・肩ベルトガイドつきで安全性重視!/

共通点

一見まったくちがうジュニアシートとブースターですが、どっちもに共通している点もいくつかあります。

  • 赤ちゃん・幼児用のチャイルドシートよりも軽い
  • 取り付けが簡単
  • 座面や背面の素材はメッシュ生地のものが多く、熱がこもらないように工夫されている
  • シートもカバーも丸洗いできるものが多い

赤ちゃん用のベビーシートや幼児用チャイルドシートよりも軽く、シートベルト式でも取り付けが簡単なので、おじいちゃんやおばあちゃんとのお出かけなどでも楽に取り換えができます。

また、子どもは汗かきなので、熱がこもらないように工夫されているのもうれしいポイントですね。

さらには、汗をかいたり、食べ物や水物をこぼしてしまっても、シートカバーも丸洗いできるものが多く、衛生面も安心です。

我が家では、長男をブースター、次男をジュニアシート、三男をベビーシート兼チャイルドシートタイプに乗せていました。

5人乗りの車にチャイルドシートが3台でなかなかカオスでしたが、わりと大人しく乗っていてくれました。今思うとわちゃわちゃしてたな~と思います(笑)

取り付け位置については、次のところでお話しします。

ジュニアシートとブースターの着用はいつから?

子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの着用が義務付けられています。

ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシート、ブースターを総称して、チャイルドシートといいます。

それぞれのチャイルドシートは、いつから着用できるのか対象年齢・体重・身長に違いがあり、ジュニアシートは身長100cm以上、ブースターは身長125cm以上での使用が推奨されています。

それぞれのいつから使用できるのかの対象時期を、年齢と体格で分けると以下のようになります。

年齢体重身長
ベビーシート新生児~15か月頃13㎏以下76㎝以下
チャイルドシート1歳頃~4歳頃まで9㎏~18㎏76㎝~100㎝
ジュニアシート3歳頃~12歳頃まで15㎏~36㎏100㎝~150㎝以下
ブースター4歳頃~12歳頃15㎏~36㎏125㎝~150㎝

ただし、ロングユースできる兼用タイプのチャイルドシートは、これに限りません。いつから着用できるかは、必ず購入するチャイルドシートの対応表で確認してくださいね!

次章にてチャイルドシートの安全性についてご紹介しますが、現行の基準では個人差の大きい体重よりも、身長を重視して着用するチャイルドシートを使用するように推奨しています。

うちの子は、わりと体が大きく3歳前でジュニアシートにしました。

保育士ママ

もっと長くチャイルドシートを着用させる予定だったので、もうジュニアシート用意しなきゃなの?と焦った記憶があります。

子どものこととなると、体が小さくても、大きくても悩めるんですよね。

ジュニアシート・ブースターはいつまで使うの?

道路交通法にて、6歳未満の乳幼児が車に乗る際は、チャイルドシートの着用が義務付けられています。

あれ?そうなると疑問が出てきますよね!

6歳のお誕生日が来たら、チャイルドシートはしなくてもいいの?

はい。6歳のお誕生日翌日から、チャイルドシートをしなくても、法律上の問題はありません。

大人みたいに、シートベルトだけでいいの?

法律上は問題ありません。しかし車のシートベルトは、身長140㎝以上を対象として設計(胸・腰をしっかり固定できるように)されています。

法律上では、6歳になればチャイルドシートの使用義務はなくなります。

しかし6歳ごろでは、まだ車のシートベルトに対応できる身体の大きさではありません。

そのため、身長が140㎝以上になり、シートベルトで体をしっかり固定ができるようになるまでは、必ずジュニアシートやブースターを着用しましょう!

しっかり固定とは

肩ベルトは首にかからないように胸の前を通し、腰ベルトは腰骨の低い位置、骨盤を支えることができること。

身長の伸びは個人差が大きいので、ジュニアシートやブースターは対象年齢が12歳頃まであります。

対応年齢は目安ですので、お子さんの成長に合わせてチャイルドシートを選んであげてくださいね。

シートベルトの着用は2008年6月より、全ての道路で全席着用が義務付けられました。後部座席でも、しっかりシートベルトを着用してくださいね!

ジュニアシート・ブースターの取り付け位置

全てのチャイルドシートの取付位置は、後部座席が推奨されています。後部座席でも特におすすめされている場所は、助手席側の後ろの位置になります。

一番の理由として、万一事故にあってしまった際に、後部座席の方が衝撃が小さくなるからです。

チャイルドシート全般を、助手席に取り付けることは、法律上で禁止されているわけではありません。しかし、以下の理由により、助手席への取り付けは非推奨となっています。

  • 正面衝突事故の多くで、助手席が一番被害が大きい
  • 助手席に付いている、エアバッグでケガをするリスクが高い

特に乳幼児用の後ろ向きで着用するチャイルドシートは、助手席に取り付けることはNGとされています。

子どもの安全を一番に考え、チャイルドシートは後部座席に設置しましょう!

しかし車種や家族構成によっては、助手席にチャイルドシートを取り付けなければならない時もありますよね。

やむを得ない場合は、前向きで座るタイプのチャイルドシートを、助手席を最大限に下げた状態での設置としましょう。

上記でお話したように、我が家は5人乗り普通車に、同時期に3台のチャイルドシートを設置していたので、必然的に長男が、ブースターで助手席でした。

助手席は危ないという認識はあったので、車に乗る時は常に、大丈夫かな…。と不安があったのも確かです。

そんなこともあって、我が家は大きい車に乗り換えました。大きな買い物とはなりますが、毎日使うことを考えれば、子どもの安全には変えられません。

ジュニアシートやブースターなどチャイルドシートの安全性

日本のチャイルドシートの安全基準は、「UNECE=国際連合欧州経済委員会」が決めた安全基準を採用しています。

ジュニアシートやブースターを含め、安全基準に適合したチャイルドシートには、安全基準マーク=Eマークというものがついており、安全性を保障しています。

また2023年9月1日より、今までの安全基準であったUNECE-R44/04(以降R44)のチャイルドシートから、新しい安全基準となるUNECE-R129(以降R129)=i-Size(アイサイズ)へ完全移行しました。

R44の生産は2023年8月末で終了になっていますが、R44基準のチャイルドシートを使い続けることや、在庫を購入することは問題ありません。

新安全基準

ジュニアシートやブースターを含めたチャイルドシートの安全基準が、2023年9月に大きく変わったことをご存知でしょうか。

2023年9月1日より新しい安全基準のR129=i-Size(アイサイズ)へ完全移行し、以前のR44よりも安全性を高めた基準になっています。

新安全基準のR129の強化ポイントは下記の通りです。

  • 生後15か月まで後ろ向き装着を義務付け
  • 側面からの衝撃への対応を強化
  • 乗り換え時期の目安を身長基準にした
  • 固定の仕方がISOFIX(アイソフィックス)式
    • 自動車に装備されている取付金具に、チャイルドシートの金具を直接取り付けて固定するタイプ

旧基準のR44はシートベルト固定型のため、取り付けミスによりグラグラしてしまったり、子どもが固定部分を解除してしまったりと、安全性が損なわれてしまうという悩みが多くありました。

誤使用により、命が守られないといった事故がなくなるよう、R129からは、より安全で取り付けが簡単なISOFIX式が標準装備となりました。

R129を満たしている、ISOFIX式のチャイルドシートに、i-Size(アイサイズ)の表示がされている。

ジュニアシートやブースターも、ISOFI式の製品へと変更になっています。

また、2012年7月以降に発売された日本の全車種は、ISOFIX取付コネクターが標準装備となっています。

旧安全基準のものは使えない?

2023年9月より新安全基準R129のチャイルドシートが製造されていますが、それ以前に製造された旧安全基準R44のチャイルドシートであっても、使用することは可能です。

2012年7月以前に製造された車や、2023年9月以前に製造されたチャイルドシートは、チャイルドシートの適合車種一覧にてご自身の車と合うかを必ず確認してください。

またチャイルドシートは、高価なわりに使用期間が数年ということもあり、親戚や友人間で、譲ったり・もらい受けたりする場合もあります。

その際も、必ず安全基準Eマークの確認と、劣化具合、車との適合性を確認してくださいね。

チャイルドシートは子どもの命を守るものです。ちょっとでも不具合を感じたら使用しないようにしてください!

まとめ

  • ジュニアシートとブースターの違いは、背面部分があるかないか
  • それぞれのチャイルドシートは、対象の年齢・体重・身長に違いがあり、ジュニアシートは身長100cm以上、ブースターは身長125cm以上での使用が推奨されている
  • 法律上6歳以上はチャイルドシートの使用義務はないが、身長が140㎝以上になるまでは、必ずジュニアシート・ブースターのどっちかを着用する
  • チャイルドシートの取り付け位置は後部座席を推奨
  • 安全基準に適合した製品には、安全基準マーク=Eマークがついている
  • 2023年9月より、チャイルドシートの安全基準R44から新安全基準R129に移行された
  • チャイルドシートは子どもの命を守るもの

改めて調べてみると、ここ十数年の間で安全面での技術が躍進していて驚きました。

私が使っていたジュニアシートとブースターどっちともベルト固定式だったので、しっかり固定したと思っても次第に緩んでしまうことがあり、ISOFIX式が非常にいいなと思いました。

誤った使用・設置方法で事故が起きた場合、致傷・致死にいたってしまう確率が何倍にも上がります。

その点ISOFIX式は、車に装備されている専用金具に装着するだけで、しっかりと固定できるので安全性抜群です!

もし今、私がジュニアシートとブースターのどっちかを購入するとなれば、長く使えるタイプのISOFIX式ジュニアシートを使いたいと思いました。

また、安全性の高いチャイルドシートを使用しているという安心感も、車を運転する際の気持ちに、余裕を持つことができますね。

大切な子どもの命を守るためのチャイルドシートですから、安全性が高いに越したことはありません。

ぜひ、ご自身のお子さんに合ったジュニアシートやブースターを適切に使用し、安心・安全をお供に、おでかけを楽しんでくださいね。

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