雛人形出さないとどうなる?しまいっぱなしは不幸に!?いつ飾るのが最適?何歳まで行うかも!

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雛人形を出さないとどうなるか気になりますよね。私は5歳の娘をもつ母親です。仕事も忙しく、雛人形を出さないと!と思っていても、なかなか出せずにいます。

雛人形は重く、時間がかかるので正直出すのが大変です。

しかし、雛人形を出さないと”不幸になる”とも聞きます。雛人形を出さないとどうなるのでしょうか。

雛人形は女の子のお守りであるため、雛人形を雑に扱わないための戒めとして、しまいっぱなしは良くないとされています。しかし、出さないだけで不幸になるということは迷信にすぎません。

こちらの記事では出さないとどうなるか以外にも、雛人形を飾る最適な日や片付ける時で注意したいこと、何歳まで飾るのかについても解説しています。

雛人形を適切な日に出し、あなたのお子さんも元気で健やかに成長できると嬉しいです♪

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目次

雛人形出さないとどうなる?しまいっぱなしは不幸に⁉

雛人形を出さないとどうなるか不安になりますよね。不幸になったり、結婚できなかったりするということは本当なのでしょうか。

先述した通り、雛人形には厄払いやお守りの役割があるため、しまいっぱなしにすると『幸せになれない』『結婚できない』と昔から言われてきました。

たしかに、”お守り”を袋の中に入れっぱなしなどにしておくと効果がなさそうですし、丁寧に扱いたいものです。

また、雛人形を出さないからと言って不幸にはなりません。雛人形を雑に扱わないためや、昔の人が伝える『節句など行事をしっかり行うことが大切』という戒めであり、迷信にすぎないからです。

初詣も必ず行かなければ不幸になる!ということも聞きませんよね。

雛人形を出さないと不幸になるなど信じすぎず、また迷信にとらわれすぎないようにしましょう。また異なった視点として、雛人形を出さないとどうなるのか調べて分かったことを2つまとめてみました。

  1. 日本の伝統文化に触れられない
  2. 雛人形が痛みやすくなってしまう

雛人形を出さないとどうなるのか、上記に関して次章で1つずつ詳しく解説していきますね。

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①日本の伝統文化に触れられない

雛祭りが一般的になったのは約400年前の江戸時代頃で、現在も日本の伝統文化として多くの人々に親しまれています。

しかし、雛人形をしまいっぱなしにしていると、子どもたちが日本の伝統文化や歴史にふれる機会を逃してしまいます。

よって、年に1度の雛祭りを大切にしてあげたいですね。

季節の移り変わりも感じながら、子どもが日本の歴史や文化を学ぶよい機会になりそうです!

年間行事を大切にすることで、五感を使う経験をさせることができ、感受性も豊かに育むこともできます。どう感じたか、ぜひ子どもと話してみましょう。

人によって感じ方に差があるということを知る機会にもなり、また家族とのふれあいも深められますよ。

②雛人形が痛みやすくなってしまう

雛人形は1年のうち10カ月以上も箱の中で過ごします。

雛人形を箱の中にしまいっぱなしにしてしまうと、布や着物を主食とする衣類害虫によって被害を受けたり、湿気やカビの影響で雛人形が傷んでしまったりします。

今まで大切にしてきた雛人形の布地に穴が開いたり、劣化して変色してしまったりすると悲しいですよね。自分のために買ってくれた両親や祖父母の事を思うと申し訳なく思ってしまいます。

雛人形は高価なものなので、美しい状態を保ちたいです。

大切な雛人形を長持ちさせるにも、最低でも年に1度出して風通しを行い、ホコリもはらうなどお手入れすることが大切です。

雛人形を飾る意味2つ

雛人形を飾る意味をより深掘ってみました。深掘って分かった2つを以下にまとめました。

  1. 女の子の良縁を願うために飾る
  2. お守りや厄払いのために飾る

先程の雛人形を出さないと『結婚できない!?』という言い伝えにも繋がる話になっています。

より詳しく飾る意味を知ると、雛人形を出すのは大変だけど、出した方が子どものために良いような気がすると少し腰が軽くなるかもしれません。

それでは1つずつ解説していきますね。

①女の子の良縁を願うために飾る

雛人形を飾るのは、その家に生まれた女の子に対して、『良い人に出会えるように』『将来良い結婚ができますように』という願いを込めるためと言われています。

雛人形は宮中の結婚の儀がモチーフになっており、多くの人に囲まれている結婚式を表していることから、上記のような祈りを込められるようになったと思われます。

昔や現在もそうですが、子どもたちの幸せをより一層願うものは、結婚です。

雛人形は子どもの将来の姿であり、子どもの一番幸せな様子を表しているんですね。

雛人形作家さんも、少しでも良縁にと願い、お雛様に良い着物を着せているそうですよ。将来、自分の子どもが良いご縁に恵まれたら嬉しいですよね。

②お守りや厄払いのために飾る

雛人形を飾るのは、その家に生まれた女の子のことを守ってもらうためです。

医療が発達し、衛生環境が良くなった現代では考えられないほど、昔は『子どもが健康かつ無事に育つ』のが難しいことでした。

日本では昔から人の形をした土や紙を身代わりとし、人の身に着いたけがれや厄をたくして海や川に流していました。その風習が雛人形にも受け継がれたと考えられています。

雛人形を出さないことで必ず不幸になることはありませんが、大切なわが子を思う気持ちとして飾ってあげたくなりますよね。

雛人形を毎年飾る人の割合は?

雛人形を毎年飾る人の割合は実際どのくらいなのかを調べてみると、約8割の人が雛人形を『毎年飾る』ということが分かりました。

引用 PR TIMES

雛人形を出すと子どもたちが喜んでくれるということはもちろん、他にも『子どもたちに文化を知ってもらいたい』、『受け継いでもらいたい』などといった気持ちが伺えますね。

また現在では準備や片付けもしやすいコンパクトタイプの雛人形も販売されています。出すのが大変という場合でも、比較的置きやすいです。

調べているなかでも、コンパクトタイプのものに買い替えたという方が何人かいました。雛人形を飾ると華やかで部屋の雰囲気も明るくなります。ライフスタイルに合った雛人形を毎年飾ってみましょう♪

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雛人形を出さないよりいつ飾る?最適な日や片付ける日も

雛人形を出さないのはもったいないなと、あなたもきっと思われてきたのではないでしょうか。

雛人形はいつ飾るのがいいのか調べてみたところ、一般的には節分の翌日(立春)から2月中旬までに飾るのが好ましいとされています。

節分で豆まきをして厄をはらった後に飾る、という流れで覚えておくと忘れなさそうですね。

遅くとも、雛祭りの1週間前までに飾りつけを済ませておくと安心です。調べているなかで、早い方は年明け頃から飾りつけをされている方もいました。

お雛様を早く出した、遅く出したからといって、悪いことが起きたり問題になったりということはありません。家族と話し合っていつ飾るかを決めましょう♪

雨水(うすい)に飾ると良縁に繋がる!?

雛人形を飾る最適な日はあるのでしょうか。

地域によっては、二十四節気のひとつである雨水(うすい)に飾り始めると良いとされているところもあります。雨水は毎年2月18日、19日にあたります。

雨水は、温かくなることによって雪や氷が解け、雨水として降り注ぐ日です。

もともと雛祭りは水に関係する行事です。厄を移した人形を水に流していたことに由来するため、『水が豊かになる雨水に雛人形を飾ると良縁に恵まれる』と言われています。

せっかく飾るなら良い日に飾って、子どもの幸せを願いたいですよね。あなたも雨水の日や大安といった縁起の良い日に飾ってみましょう。

一夜飾りは避けた方がいい?

一夜飾りとは、行事の前日に準備をすることです。雛祭りでいうと、3月2日に飾り付けをすることを指します。

雛人形を出し忘れてしまった場合でも、一夜飾りは避けましょう。一夜飾りを避けた方が良い理由としては、一夜飾りは葬儀を連想させ、昔から縁起が悪いとされているからです。

子どもの幸せを願う行事なので、前日に雛人形を出さないようにします。

また、前日の限られた時間で慌てて準備をすると心のゆとりがないためお雛様を痛めてしまったり、思わぬトラブルを招いてしまったりする原因になります。

忙しい時は一気に出そうとせず、少しずつ出していっても良いと思いますよ。時間に余裕を持って雛祭りの準備が出来たら良いですね!

いつ片付ける?しまう時に注意したいこと5つ

雛人形はいつ片付けるのが良いのでしょうか。

雛祭りが終わったら湿気を飛ばすため、天気がよく空気が乾燥している日に片づけましょう。

片付ける際、さらに注意してほしいことは5つあります。

  1. 羽根ハタキや柔らかい筆を使って、髪や衣裳についたホコリをはらう
  2. 人形の顔や手足に手の油分がつかないよう白手袋をつけるか、人形に触る前に石鹸でしっかりと洗う
  3. 頭や手足は白紙(なければティッシュ)で包む
  4. 人形専用の除湿剤を使用する※衣類用だと水分が飛び過ぎてしまい、ひび割れを起こす可能性もあるため
  5. ①風通しがよく湿気が少ない、②直射日光があたらない、③寒暖差が少ない場所にしまう

私の母親も雛祭りが終わったら、羽根ハタキで丁寧にホコリをはらっていました。羽根ハタキは家具家電を傷つけず、オールマイティーに使えるので、1つ家にあると便利ですよ。

また、5番目の3つの条件がそろう『雛人形を片付けておく場所』としておすすめなのは、押し入れやクローゼットの上段です。

人形の大敵である『カビ』『割れ』『サビ』を避け、繊細な人形を丁寧に片付けたいですね。

早く片付けないとダメ?婚期が遅れるのは本当?

雛人形を出さないだけでなく、早めに雛人形を片付けないと婚期が遅れるということも聞いたことがあるかもしれませんが、本当なのでしょうか。

早めに片付けた方が良いと言われる理由はさまざまで、『お雛様をしまうのが遅れるとその子の婚期も遅れる』という言い伝えもありますが、根拠のない迷信なので気にしないようにしましょう。

他にも、雛人形が身代わりで受けてくれた『厄』をはらう≒片付けると考え、雛人形を早く片付ける(厄をはらう)方がいい』という説があります。

しかし先程も書いたように迷信であり、すぐ片付けないからといって婚期が遅れたり、良くないことが起こったりということはないので安心してください。

今年も良い雛祭りを過ごせて良かったな、とねぎらいながら片付けられるといいですね♪

すぐにしまうのが難しい時は?

天気が悪かったり忙しかったりで、雛人形をしまうのが遅くなってしまいそうな時は、お雛様とお内裏様を後ろ向きすればよいとされています。『雛祭りは終わりました』という意味になります。

他にも後ろを向けておくことで『お帰りになった』『眠っていらっしゃる』と解釈することもあるようです。面白いですよね!

あなたが娘の婚期が遅れてしまうという言い伝えが気になる場合であれば、『片づけを忘れているわけではないよ!』という意思表示になるので、少し安心できるかと思います。

季節の節目という意味では、3月21日の春分までにできたら片付けられたらいいですね!

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雛人形出さないより何歳まで飾る?結婚したらどうする?

雛人形は何歳まで飾るかについて調べたところ、特に決まりがあるわけではないことが分かりました。

雛人形は子どもの成長を見守ってくれるお守りのような存在です。親は子どもが何歳になっても心配な存在であるため、そのまま雛人形を飾り続けても問題ありません。

それでは言い伝えを信じていたとして、自分の子どもが良縁に恵まれ、結婚した場合はどうすれば良いのでしょうか。以下の3つのように対応している場合が多いことが分かりました。

  1. 自分の雛人形と子どもの雛人形の両方を飾る
  2. 実家で父母が飾る
  3. 供養する

私が結婚した際は、母の希望で実家に置いたままにし、父母が毎年雛人形を飾ってくれています。

結婚した後も大切に毎年飾ってくれていると、娘としても大切に想ってくれていると感じますよね。あなたも何歳まで雛人形を飾るのか、娘さんと時期が来たらぜひ話し合ってみてくださいね。

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自分雛人形と子どもの雛人形の両方を飾る

雛人形は持ち主のお守りのような存在なので、結婚する先へ持っていき、桃の節句に飾りましょう。

女の子が生まれた場合には、娘さんのために新しくあつらえた雛人形も一緒に飾ります。1つは玄関、もう1つはテレビのボードの上などに置くと良いですね。

実家にいた時は1つを玄関、もう1つをピアノの上に置いていました。

自分の雛人形を出さないでいるのはもったいないです。飾るスペースがないという場合には、以下の画像のようにシェルフを作ってその上に雛人形を飾ってみるのも良いですね!

引用 RoomClip

実家で父母が飾る

私と同じように雛人形を実家に置いておき、両親が飾るという方法もあります。

結婚するなど、雛人形に込められた願いが満願となると、雛人形は役目を終えます。役目を終えた雛人形は、成長の思い出として実家で飾ってもらっても良いでしょう。

私の母は毎年雛人形を飾るのを楽しみにしています。何歳になっても幸せを願っていてくれて嬉しいです。

遠方だと持っていくのも大変ですもんね。繊細なものなので傷つかないか心配になるかと思います。

両親が雛人形を飾っている間に、『小さい頃の雛祭りはこうだったな~』と、少しでも思い出してもらえるだけでも嬉しいですよね。

供養する

結婚したら雛人形を出さないと家族で決めていた場合も、ご家庭でそのまま保管しておいても構いません。

しかし、いつまでも出さないでしまっておくのも気が引けますよね。万が一処分したい場合は、不用品として捨てるのではなく、『人形供養』で手放しましょう。

人形供養の方法としては3つあります。

  • 神社やお寺に依頼する
  • 一般社団法人日本人形協会に依頼する
  • 自宅で行なう

神社やお寺に依頼する場合は、雛人形の大きさや供養の方法で値段が変わってきます。およそ5000円~10000円程度用意しておくと良いでしょう。

日本人形協会は電話またはWebサイトから申し込め、お人形は毎年10月頃に行われる東京大神宮の『人形感謝祭』で供養されます。供養料は1箱5000円+ゆうパック料金となるそうです。

自宅で供養する場合、最終的に可燃ごみまたは粗大ごみとして処分することになります。丁寧に供養したい場合は白い和紙に雛人形をのせ、上からお清めの塩を振りましょう。捨て方自治体のHPを要確認。

また自宅で供養するために作られたキットを扱っている寺社もありました。

いずれも『お世話になりました』と感謝の気持ちを込めて、雛人形を手放せるといいですね!

まとめ

  • 雛人形は女の子のお守りであるため、雑に使わないための戒めとしてしまいっぱなしは良くないとされているが、出さないからといって不幸になるわけではない
  • 雛人形には厄払いやお守りの役割があるため、しまいっぱなしにすると幸せになれない、結婚できないと昔から言われてきたが迷信にすぎない
  • 人形を出さないとどうなるかは、子どもたちが伝統文化にふれる機会を逃してしまうことや、衣類害虫によって布地に穴が開いたり劣化して変色してしまったりする場合がある
  • 雛人形を飾る意味としては、①女の子の良縁を願うため②お守りや厄払いのために飾るという2つの意味が込められている
  • 毎年飾る人は全体の約8割で、子どもたちに喜んでほしいということはもちろん、子どもたちに文化を知ってもらいたいことや受け継いでもらいたいといった気持ちが伺える
  • 一般的には節分の翌日(立春)から2月中旬までに飾るのが好ましいとされており、地域によっては2月18日.19日の雨水(うすい)に飾り始める良縁に恵まれると言われている
  • 雛祭りが終わったら湿気を飛ばすため、天気がよく空気が乾燥している日に片づけると良く、またすぐにしまえない場合はお雛様とお内裏様を後ろ向きにしておくと良い

雛人形は出さないとどうなるか、不安に思われるかと思います。

しかし、雛人形を出さないからといって不幸になったり、結婚できなかったりすることは根拠のないただの迷信なので気にし過ぎなくて大丈夫です。

一方、言い伝えではなく違う視点で雛人形を出さないとどうなるか考えてみると、子どもたちが伝統文化や歴史にふれる機会を逃してしまいます。

年間行事を大切にすることも良い経験になるので、最適な日に雛人形を飾り、家族とのふれあいも深めて年に1度の雛祭りを楽しめたら嬉しいです!

雛人形は女の子を守ってくれるお守りのような存在です。雛人形を飾り、あなたのお子さんが健やかに過ごせるよう祈っています♪

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