子どものいる家族の洗濯物は量が多く、干すスペースに迷いますよね。
共働きの我が家では出勤前後に部屋干ししていますが、物干しを置くと部屋のスペースが狭くなり困っています。
もっと部屋を広く使えたらいいのに…洗濯物で生活感も丸出し。
部屋干し用の物干しは様々な種類があります。最近ワイヤータイプの存在を耳にして気になったので、仕組みやメリット、デメリットを詳しく調べてみました。
ワイヤータイプの物干しは、安価で未使用時に収納できるメリットや、設置時壁に穴をあける必要があり場所を簡単に変えられないデメリットがあることがわかりました。
部屋干しでワイヤーの物干しを検討しているあなたに、メリットとデメリット、後悔しない選び方やおすすめ商品を紹介します。
ぜひ最後まで目を通し、あなたにあった物干しを選んでみましょう。
部屋干しワイヤーのデメリット
部屋干しワイヤーを使用するデメリットには以下3点があげられます。
- 壁に穴をあけて設置する必要がある
- 設置場所が限定され簡単に変えられない
- ワイヤーの中央にたわみができる
ワイヤータイプの物干しは、部屋干しでのみ使用することができ、外干しとしては使えません。
部屋干しワイヤーを買おうかどうか迷っているあなたは、まずデメリットから確認していきましょう。
続いて部屋干しワイヤーのデメリットを詳しく説明します。
設置方法
部屋干しワイヤーを使用するためには、専用の工具を使って壁に穴をあける必要があります。
本体は、重さに耐えるためにも柱に取り付けましょう。
和室は柱が目で見えますが、洋室で柱の場所がわからないときにはセンサーを使って柱がある場所を調べます。
自分で設置する場合には説明書をよく読んで正しく取り付けましょう。
取り付け方を次に紹介します。
- 部屋干しワイヤー本体
- ピン式下地探し器
- 電動ドリル
- 電動ドライバー
丈夫な柱にとりつけます。柱が見えない場合は、ピン式下地探し器を使って場所を決めましょう。
電動ドリルで壁に穴をあけて、ねじを取り付けます。
重さに耐えるため、取り付けのねじは長く丈夫な作りになっています。ドライバーでの取り付けは難しいので、電動ドライバーを使用しましょう。
下地にワイヤー部とフック部をそれぞれ取り付けて完成です。
\針式下地センサー/
賃貸の場合は穴をあけてもよいか、貸主に確認したほうがよいでしょう。
賃貸で穴をあけられない場合「ラブリコ」という道具を使って柱を設置することで、ワイヤー物干しの設置が可能になります。
\ラブリコで賃貸ワイヤー干し/
場所
部屋干しワイヤーは、一度設置すると簡単に取り外しすることができません。
設置時に穴をあけて取り付けるため、取り外したり破損で交換することがあっても、あけた穴を戻すことができないことはデメリットといえるでしょう。
ワイヤーを物干しとして選ぶときには、簡単に変えられないという覚悟が必要です。
設置するときは場所を慎重に選んで取り付けましょう。
ワイヤーは一直線で曲げることができないので、設置場所は直線でワイヤーを張れるところで決める必要があります。
たわみ
濡れて重みがある洗濯物を細いワイヤーに干すため、ワイヤーはたわみます。
商品によって強度に差はありますが、ワイヤーの仕様上たわみを避けることは難しいでしょう。
ワイヤーのたわみを調節できる機能がついている商品もありますので、たわみが気になる場合は調節機能がついている商品を選ぶといいですね。
多少たわんでも中央に洗濯物がずれてこない仕様になっている商品もあります。
物干しワイヤーの種類はたくさんありますので、選ぶ際には特徴や仕様をよく確認しましょう。
耐荷重も商品によって異なります。
\Amazon限定たわまない物干しスタンド/
部屋干しワイヤーのメリット
部屋干しワイヤーのデメリットについて紹介してきましたが、もちろんメリットもたくさんあります。
部屋干しワイヤーは見た目がきれいで価格が安く、未使用時にスペースをとらないことが大きなメリットといえます。
洗濯物干しは、未使用時に多少コンパクトにはなりますが、ワイヤーにはかなわないでしょう。
続いて、部屋干しワイヤーのメリットである
- 見た目
- 金額
- スペース
について詳しく紹介します。
見た目
部屋干しワイヤーは、見た目もおしゃれです。
洗濯物干しを室内に置いていると、外見から生活感が浮き出ます。
ワイヤーの物干しは、ワイヤーをしまうと生活感のないすっきりしたお部屋にできてよいですね。
収納時のワイヤーは箱型でコンパクトにまとまります。ワイヤーの収納部はボックスになっており、一見物干しがあるようにみえない形状です。
また、ワイヤーは一直線上に洗濯物がまとまるので、洗濯物が部屋一片の上側だけにおさまるところもすっきり見えていいところです。
森田アルミ工業が作っている国産物干しワイヤーである「pid4m」は、グッドデザイン賞を受賞しており、見た目にこだわった商品であることがわかります。
金額
部屋干しワイヤーは、安いもので千円程度の金額で販売されています。唯一国産の商品である「pid4m」は6千円程度です。
高くても1万円を超えない価格帯は、何かと物入りな引っ越し時には特にうれしいですよね。
天井から吊るタイプの物干しはワイヤータイプの他に、物干しユニットやランドリーパイプといった商品があります。見た目がスッキリしており場所を取りませんが、1万円以上するものがほとんどです。
安くて千円程度から購入できるワイヤー物干し、他の商品と比較しても安価に購入できることはメリットといえるでしょう。
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スペース
ワイヤータイプの物干しは、壁に設置して壁と壁の間をワイヤーがつなぐため、地上のスペースを必要としません。
ワイヤーを張った場所に干した洗濯物のスペースだけですむので、床のスペースを有効活用できるのはいいところです。
物干しを置いて洗濯物を干すとき、床に物干しのスペースをあけなければなりませんよね。
家族分の洗濯物を干すとき、床置きタイプだと少なくとも1畳分ほどのスペースが必要になるでしょう。
その点、ワイヤー物干しだと生活スペースが少なくなる問題を解決することができます。
洗濯物を室内に干しても床が自由に使えて、部屋を窮屈に感じることもないでしょう。
ワイヤーを張った場所の床をどう使うか考えてみると、いろいろなアイデアが浮かんで楽しくなりますね。
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部屋干しワイヤータイプの後悔しない選び方
部屋干しワイヤーにはメリットとデメリットがあり、家庭によって向き不向きが分かれます。
部屋干しワイヤー購入後に後悔しないよう、どのような使い方をする予定か、1日の洗濯量や設置場所をよく考えて検討することをおすすめします。
どうせ買うなら、後悔せず買ってよかったと思える買い物をしたいですよね。
検討するとき後悔しないためのポイントを
- 1日の洗濯量
- 設置場所
- 価格帯
の点から紹介します。
部屋干しワイヤーの購入を迷っているあなたも「自分の家庭で部屋干しするとしたら…」と使用している姿を想像しながら見ていきましょう。
1日の洗濯量
ワイヤー物干しをメインの物干しとして使用する場合には、1回の洗濯物の重さに耐えきれるかどうかを確認しておく必要があります。
4人家族の家庭だと10㎏前後の洗濯機を使っているところが多いでしょう。
部屋干しワイヤー一つで10㎏~20㎏程度の洗濯物が干せますが、商品によって耐えられる重さに差があります。
少なくとも、家族1回分の洗濯量に耐えられるものを選びましょう。
洗濯物は洗う前と後では重量が違いますので、ワイヤーの耐荷重は濡れた洗濯物で考える必要があります。
「洗濯物乾燥時の重さ×1.5=脱水後の重さ」ということを目安として、覚えておくとよいでしょう。
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設置場所
物干しワイヤーは、壁に穴をあけて固定します。
固定する土台として柱がついている場所を選ぶ必要があり、好きな場所に取り付けすることができるとは限りません。
「ワイヤーを購入したけれど取り付けられる場所がなかった」ということがないように、ワイヤー物干し購入の前に取り付けできる場所があるか確認しておきましょう。
柱がある場所を目で確認できない場合には、前述の柱センサーを使用することで柱を探すことができます。
また、固定して取り付けるため、外すと壁と柱の穴は残ります。
使ってみて「違う場所の方がよかった」と感じても、簡単に場所は変えられないことを理解しておきましょう。
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価格帯
私が調べたところワイヤー物干しは、安いもので1000円弱の価格から販売されています。
専用工具を持っていて自分で取り付ける場合はワイヤー本体分の費用ですみますが、業者にお願いしたり、専用工具を買い揃えるとその分費用が別に発生しますよね。
業者にお願いする場合には、本体込みで1万円を超えることを考えて検討するとよいでしょう。
1万円程度の値段だとワイヤー以外に様々な物干しがありますので、ワイヤーが本当に良いのかメリットとデメリットをもとに慎重に検討しましょう。
ワイヤー物干しは、耐荷重やワイヤーの長さに幅広い種類があります。
自分で取り付け出来る場合は他の物干しより安く済むので、価格の点で長けているといえるでしょう。
部屋干しワイヤーおすすめ商品紹介5選!
部屋干しワイヤーの国内産は「pid4m」のみで、それ以外のワイヤー物干しは海外製です。
たくさんの種類がある部屋干しワイヤーの中から、おすすめの商品を長けている特徴とともに5つ紹介します。
ワイヤー物干しの購入を検討しているあなたは、ぜひおすすめ商品の特徴を見ながら、自宅にどの物干しが合いそうか検討してみてください。
おすすめ部屋干しワイヤーを見ていきましょう。
【安心の国産】 森田アルミ工業 室内物干し ワイヤーpid 4m
¥6600
1番安心なのは、森田アルミ工業から生み出された「pid4m」です。
何より、国産なので説明や作りが丁寧で安心して使用することができる点がおすすめできます。
最大荷重は10㎏で、ワイヤーの長さは4mです。
条件を満たせば斜めに取り付けることも可能ですが、下地は必ず柱である必要があります。
安心一番でワイヤー物干しを選びたい方には、ぴったりの商品です。
【穴あきワイヤー】 HIUGO 金属 室内物干しワイヤー
¥2280
この商品の長けているところは、ワイヤー部に規則的に穴が開いており、フックを穴に通すことができることです。
ワイヤーがたわむと、最初にかけていた場所からずれてしまう可能性がありますが、穴にフックを通しておくことでずれる心配がありません。
耐荷重は20㎏と国産のものよりたくさん干すことができ、ワイヤーの長さはpid4mとほぼ同じ4.2mです。
洗濯ばさみを使って止めるなら穴が開いている必要はないですが、ハンガーに吊るして干すなら、ハンガーの上部を穴に通すだけで間隔を保てるので使いやすいですね。
【ダブルワイヤー】 洗濯物干しワイヤー – XIAONIU
¥4980
こちらの商品は、ワイヤーがダブルになっています。
シングルと同じく対面の2か所に取り付けするだけでよいので、同じものを2つ買うよりは効率が良いですよね。
耐荷重は40㎏で、全長は5.1mです。
干せる量が多く、ワイヤーが2つあるので、アイデア次第で様々な使い方ができるところもいい点です。
バスタオルや布団を干す際には、2つのワイヤーにかけると空間ができるので、早く乾かすことができそうですね。
【最安値・耐荷重No.1】 洗濯物干しワイヤー
¥609
最安値の物干しワイヤーです。
この値段でワイヤー物干しが手に入るなんて、とてもお買い得です。
耐荷重40㎏でワイヤーは5.1mと、商品の仕様も他に引け劣りません。
1000円もしないので、どのようなものか試してみたいという場合にも手を出しやすいですよね。
接着剤で取り付ける方法もあるようですが、接着剤や柱のないところへの取り付けによって耐荷重以下でも壁紙が剥がれ落ちてくることがあるので注意が必要です。
【最長ワイヤー】 室内物干しワイヤー 6m
¥2599
ワイヤーの全長が、売り出されている中でも特に長い商品です。
ワイヤーの長さが6m、耐荷重は20㎏です。
4m以上間隔があいている場所しかなくてあきらめかけていた場合には、朗報ですね。
耐荷重20㎏なので、容量12㎏洗濯機の1回分洗濯量をすべて干すことができます。
どの商品にするか迷うあなたは、物干しにどのようなものを求めたいか、譲れない内容を重視して選ぶことで決めやすくなるでしょう。
まとめ
- ワイヤー物干しは、安価で未使用時に収納できるメリットと、設置時壁に穴をあける必要があり場所を簡単に変えられないというデメリットがある商品
- 部屋干しワイヤーのデメリットとして、壁に穴をあけて設置する必要がある・設置場所が限定され、簡単に変えられない・ワイヤーの中央にたわみができる点がある
- 部屋干しワイヤーのメリットとして、見た目がきれいで価格が安く、未使用時にスペースをとらない点がある
- 部屋干しワイヤーを検討するときは、どのような使い方をする予定か、1日の洗濯量や設置場所をよく考えて決めることがおすすめ
- 部屋干しワイヤーで唯一国産の商品は森田アルミ工業の「pid4m」で、耐荷重10㎏でワイヤー長が4m、金額は約6千円
- 部屋干しワイヤーの特徴として、ワイヤー部にずれ落ちないよう穴が開いている・ワイヤーがダブルでついている・耐荷重が40㎏ある・ワイヤーの長さが6mあるといったものがある
- 2024年7月の部屋干しワイヤー最安値は609円
- どの商品を買うか迷ったときは、譲れない内容に注目すると選びやすい
部屋干しのワイヤー商品にはメリットとデメリットがあり、種類も豊富な展開があることがわかりました。
物干しにワイヤーのタイプを購入するかどうか迷っていたあなたも、買ってから後悔しないように洗濯量や設置場所を考えて家庭に合ったタイプを選びましょう。
洗濯は生活するうえで避けては通れない家事の一つですが、気に入った物干しを使うと気分が上がりますよね。
ぜひあなたも自分のお気に入りの物干しを見つけて、毎日の家事を楽しく行いましょう♪
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