初めての出産を控えた友達から、ベビーベッドって何歳まで必要だった?と聞かれた3児の母です。
わが子たちの卒業は三人三様でしたが、世の中の赤ちゃんは何歳くらいまでベビーベッドを使っているのか気になり調べてみることにしました。
実はほぼ半数の赤ちゃんが1歳未満でベビーベッドを卒業しており、2歳まで使ったというケースは3割にも満たないようなんです。
たった数ヶ月のために、ベビーベッドは買う必要があるのかも悩みどころですよね。
今回は、先輩ママ&パパたちのリアルな体験談を交えながら、ベビーベッドの必要性やメリット、卒業後の使い道を調査しました。
ベビーベッドは何歳まで必要?と悩んでいるあなたも、ベビーベッドの必要性やメリットを理解して、ご家庭にあった出産準備を進めましょう。
ベビーベッドは何歳まで使う?卒業を決めたタイミングとは
出産準備で誰でも一度は悩むベビーベッド。何歳まで使えるかわからないけれど、値段も高く、どの程度のものを準備するか、そもそも必要なのか、迷う時期もあるでしょう。
一般的にベビーベッドは24ヶ月までの赤ちゃんを想定した作りとなっています。しかし、実は約半数が1歳未満で卒業しているというのです。
詳しく見ていきましょう。
ベビーベッドの対象月齢は生後24ヶ月まで
ベビーベッドを何歳まで使うのか、先ほど長くても24ヶ月までが目安とお伝えしました。
なぜ24ヶ月なのでしょうか?
24ヶ月頃の赤ちゃんは新生児時に比べて、自分でできることが増え子どもに近づいてくる時期です。
赤ちゃんは最初の3ヶ月程、お腹がすいたやおむつが汚れているなどの不快感があるとき以外は、ほとんど寝て過ごしています。
その後、首がすわり・寝返り・おすわり・はいはい・つかまり立ちも始まります。
どんどんできることが増えてきて、1歳ごろには歩くこともできるように。日々成長を感じあっという間にすぎていくことでしょう。
2歳にはすたすたと歩くこともできるようになり、活発な子どもだと柵をこえることも簡単にできるようになります。
赤ちゃんに思いもよらない事故が起こるような危険から守るためにも、ベビーベッドは何歳になっても使えるわけではなく、2歳ごろまでには卒業することになります。
しかし、ベビーベッドを実際に何歳まで使ったのか?
私が調査したところによると、1歳未満で卒業したというケースが多く、2歳まで使ったというケースは少数派のようです。
ベビーベッドを卒業しようと思ったタイミング
ベビーベッドを何歳まで使ったのかついて、何人かのママさんに直接聞いてみました。
これから赤ちゃんを迎えるあなたの先輩ともいえるママやパパは、ベビーベッドの使用をどのタイミングで卒業した。
ベビーベッド卒業のタイミングは、家庭や個人の状態によって様々な理由やきっかけがありました。
試したら添い寝のほうが楽だと気付いた
寝かしつけに成功したと思ってベッドに寝かせても、寝かした途端に背中スイッチがあるかのように泣き始め、ママの体力は限界に。
添い寝を試してみたところ思いのほかゆっくりと寝てくれてびっくりしたそうです。
ベビーベッドで寝かしていた苦労は何だったのかと思うほどで、結局3ヶ月で使わなくなったとのことでした。
もし今後あなたが背中スイッチに惑わされることがあったら、ぜひ、おひなまきという方法を試していただきたいと思います。覚えておいてください!
身体が成長して寝返り時に落下しそう
平均よりも身長が大きく体重も重く、寝返り時にごとっ、と音がするたびにヒヤッとする日々が続いたとのこと。
ついにつかまり立ちが始まったとき、柵からも落ちそうになり、もうベッドにいても目が離せないな、と感じたため、ベビーベッドの使用を卒業したそうです。
ベッド以外のグッズで置く場所がなくなった
世の中には赤ちゃんの成長に応じた便利グッズがたくさんあります。
例えばベビーサークルは、はいはいができるようになってから便利なものです。他にもおすわり、離乳食が始まった頃にはイスやテーブルも必要になります。
なかなか寝てくれない!という悩みを解決してくれる揺さぶり機能と、イス、テーブルがセットになっていた電動ベビーラック&ベビーチェアは、我が家の3人目もよく使っていました。
こういったものをお部屋に設置するときに、何かをどけないと入りきらない、といった出来事も卒業の1つのきっかけになることがあります。
ベビーベッドの出番は意外と短い!と思われた方も多いのではないでしょうか。2歳まで使い切ったという人は私の周りにはいませんでした。
赤ちゃんにとっては産まれて初めて過ごす貴重な2年、どのように過ごすのか考えどころですね。
\我が家で長期活躍したハイローチェア/
ベビーベッドは何歳まで必要だったのか先輩ママ&パパの体験談紹介
何歳かには必ず卒業するタイミングは来ると言え、すべての家庭がベビーベッドを使っているわけではありません。
私が行ったママ友からの調査によると、『ベビーベッドがあったほうがいい』『必要性だった!』というタイプと、『必要なかった!』というタイプにわかれました。
必要だった人、不要だった人、それぞれの経験談をみてみましょう。
ベビーベッドが必要だと感じた、あって良かった!と感じた方には次のようなケースがあります。
ベビーベッドは必要だった!派
2歳上のお姉ちゃんがいます。
下の子が泣いたり、自分が退屈なときに、すぐに下の子に近づいていこうとします。
私の目が届くところでも、お姉ちゃんは赤ちゃんの足や手、顔を触ろうと手を伸ばしたりして、お姉ちゃんと赤ちゃん両方の対応は本当に忙しいです。まだ危険なことなどを完全には理解していないので、お姉ちゃんの動きが赤ちゃんにとって危険なときがあります。下の子がベッドにいる間は直接手が届かないので、家事をしている時も安心できて良かったです。
「6歳女の子、4歳男の子 真央ママ(30代後半)」
子どもが生まれる前から愛犬を部屋で放し飼いして暮らしていました。
子どものために愛犬を隔離することも考えましたが、赤ちゃんがうまれるからという理由で愛犬の自由を制限するのはかわいそう、と考え、ベビーベッドを用意しました。ベビーベッドで愛犬と子どもどちらも自由が確保でき、悩みが解決できました。
我が家は、ベビーベッドがあってよかったです。
「5歳男の子 香織ママ(40代前半)」
「ベビーベッドは値段が高い割に使えるのは少しの間だけだからいらないよ!」と友達から聞いていたので、準備しませんでした。
添い寝で育ててきましたが、目が覚めると赤ちゃんの顔に布団が覆いかぶさっていて、ヒヤッとしたことが何度かあります。家事をしているときも、目を離すのが怖いので、常にクーハンを使って移動させ、目が届くように気を付けていました。場所を移動させるタイミングで起きて泣き始めてしまうことが多々あり、何をするにも寝かしつけから始まるため、大変でした。
「7歳男の子、5歳男の子、2歳女の子 恵美ママ(30代前半)」
赤ちゃんのお世話は、とても大変です!
私自身も、子ども3人みんな違い、1人目はうまくいったことが、2人目にはうまくいかないなんてことも多々ありました。
ベビーベッドをうまく活用してママやパパの手も楽になり、赤ちゃんにとってもいい環境となるのであれば、あるにこしたことはないですよね。
下記の5つのケースは、ベビーベッドがあった方がいいと言われています。
- 兄姉がいる場合
- ペットを飼っている場合
- 赤ちゃんのお世話をする人に足腰が弱い人がいる場合
- 赤ちゃんのお世話をするスペースの確保が難しい場合
- 家が広く、家事等で赤ちゃんから離れて作業することがある場合
更に詳しく見ていきましょう。
兄姉がいる場合
歳の近い兄姉がいると、大人が言い聞かせても興味本位で近づく可能性があります。
兄姉によって赤ちゃんが傷つけられるような悲しい事故を防止できるメリットがあります。
ペットを飼っている場合
ペットがいる場合も兄弟と同様に、近づいて赤ちゃんに何かしらの事故が発生する可能性があります。
しかし近づいても柵がありますので、赤ちゃんに近づいて事故が起こる可能性も減り、安全を保つことができます。
赤ちゃんのお世話をする人に足腰が弱い人がいる場合
ベビーベッドの高さがあることで、足腰に負担をかけずにお世話ができます。
赤ちゃんのオムツ替えやミルクなどのお世話をする時に、大人の方の身体の負担を緩和することができます。
特に新生児のミルクや授乳、オムツは3時間以上の間があくことはあまりありません。
産後の身体が辛い時期にも、ベッドの高さがあることで身体にかかる負担を少なくできるメリットがあります。
赤ちゃんのお世話をするスペースの確保が難しい場合
ベビーベッドのスペースだけ確保することで、新生児からの寝て過ごすことがほとんどの時期には、お風呂以外のお世話はほとんどをベッドで完結することができます。
部屋が狭い!という場合にも、ベッド下収納スペースを活用することで、お部屋も片付き、見た目も整然とすることができます。
ベッド下収納に赤ちゃんに必要な物を保管するようにしたら、必要なものを他の場所に取りに行かなくていいので便利です。
家が広く、家事等で赤ちゃんから離れて作業することがある場合
目を離している隙に危険なものに近づいていた、落ちていた、といった不慮の事故から守ることはもちろん、ベビーベッドに赤ちゃんがいることによる安心感で落ち着いて作業することができます。
周りの環境が新生児にとって危険であったり、収納棚のスペースとして活用できる、お世話をする人の身体の状態を考えるといった場合にメリットがあるということがわかりますね。
次に、ベビーベッドは必要なかった!という意見をみてみましょう。
ベビーベッドは不要!派
ベッドに寝かせてもすぐに泣き始め、結局添い寝する羽目に。ベビーベッドにいる時間はほとんどなく、準備しましたが私には必要なかったと思っています。
「3歳女の子、1歳女の子 奈津美ママ(30代前半)」
新しく購入して使っていました。
ベビーベッド自体はあってよかったと思っていますが、値段が高い割に少ししか使わないことが難点で、新品は必要ないと思います。最近リースやフリマなどで安く手に入る方法を知ったので、もっと早く情報を得ておけば良かったです。
「8歳女の子、4歳男の子、3歳男の子 佳奈ママ(30代後半)」
我が子は、つかまり立ちが始まると、柵をこえようとするかのように大きく動くようになりました。
大丈夫だとは思うけど万が一落ちたら…と考え不安で、ベビーベッドは結局1年程しか使用しませんでした。
ベビーベッドは費用も高く、もったいない出費でした。
「4歳男の子 ほのかママ(20代後半)」
赤ちゃんが成長して、ベビーベッド内での動きに危険を感じたとき、安全を考えて卒業を決断したという人は多いようです。
他にも、ベビーベッドは何歳になっても必要なわけではなく、2歳までしか使えないのでもったいないといった声や、そもそも添い寝がうまくいったのでママやパパのお世話のしやすさから卒業した、といったケースもありますね。
赤ちゃんにとって危険だったり、お世話をするママやパパにとってメリットがない場合には、ベビーベッドが必要ない場合もありますよね。
ベビーベッドがあって良かった!という人、何歳までも使えるわけでないので必要ないと判断した人、家庭環境や子どもの成長具合によって様々ですね。
ベビーベッドは何歳で卒業?その後の使い道とは
ベビーベッドは何歳で卒業するかは、子どもの成長に応じて、お部屋の広さといった家庭環境、といった様々な理由があることをお伝えしてきました。
長い子で2年、短かい子で数ヶ月、と様々でした。兄弟が増えて上の子が卒業しても、下の子がまた使い始めるといった場合には2年以上使えるかもしれません。
我が子がベビーベッドを何歳で卒業したかというと、長女は3ヶ月しか使わず、次女が1年半でした。三女出生時のベッドは上二人の遊び場だったので三女は添い寝暮らしで、ベッドとしては21ヶ月ほどでした。
我が家では6年程度の期間、ベビーベッドとして、オムツ等収納として、子どもの遊び場として、と何かしらの形で使われていたのです。
ベビーベッドを何歳かまで使用し卒業した後、みんなはベッドをどうしたのか?使い道や処分方法として身の回りで知っているものをこれから紹介していきます。
ベビーベッドの卒業後には以下のような活用、処理の方法があります。
- 収納として使う
- 子ども机として使う
- 子ども用おもちゃスペースとして使う
- 保管する
- 知り合いに譲る
- 廃棄する
- リサイクルショップに出す
- フリーマーケットに出す
卒業後のベビーベッド、様々な可能性を秘めていると思いませんか?
大きく分けると手元に残っているか、手放したか、2通りですね。この2通りについて、もう少し詳しく紹介していきます。
\せっかく買うのであれば、長く使えるものを/
卒業後も手元に残した活用方法
赤ちゃんとの思い出もできるベビーベッド。卒業したからといってもう使わなくなるだけではなく、実はその後に活躍する方法があるのを知っていますか?
思い出とともに成長していく我が子を見ることができる、心の暖かくなる方法を紹介します。
収納として使う
赤ちゃんが卒業してもベビーベッドのスペースが特に問題ない場合、片付けの労力から、下段上段をうまく活用した子ども用品の収納棚は、いかがでしょうか。
子どもにとって危険なものは下段に鍵をかけて中に収納し、子どもが自由に使えるものは上段に収納する、と分けるだけでも、立派に収納として機能します。
子ども机として使う
上段の一面の柵を取り除くことで、平らな、子どもにとっては広いスペースができあがります。
ベビーベッドを卒業し、おえかきやシールはりなどを楽しめるようになった子どもには、活動の場として活躍できそうです。
子ども用おもちゃスペースとして使う
おもちゃ屋さんやおもちゃ売り場に行くと、子供が惹きつけられる楽しそうなスペースを見たことがあるのではないかと思います。
レールを広げた車や電車、おうちやいすが並べられたお人形、そのほかにもいろいろと広げて楽しむ知育玩具も多くありますよね。
ベビーベッドの柵を上半分外してしまうことで、子どもがわくわくするおもちゃコーナーのできあがりです。
下段は、使わないおもちゃを保管したり、使ったおもちゃのお片付け場所としても活用できますね。
保管する
我が家の長が女3ヶ月でベビーベッドを卒業した後がそうでした。
兄弟がほしいので次こそは長く活躍できる場があるかもしれないと思い、片付けをして次女が生まれるまでの2年ほど保管していました。
卒業後手放したケースの手放した方法
卒業後に、ベビーベッドをどうするのかは、使ったことのあるどの家庭も一度は考えることでしょう。
ここまでは手元に残す方法についてお伝えしてきましたが、続いて手放した人がどうしたのか?について紹介していきます。
知り合いに譲る
もう次の子を考えていないとき、捨てるのはもったいないけど家では使わないなと思う場合、買えば値が張ってしまうものですので、譲られる側からは感謝されること間違いなしです。
親戚やお友達、職場の同僚といった周りの人へ譲ったり、広報誌に投稿するといった手もありますね。
廃棄する
周りに譲り手がいない、状態がよろしくない、そんな場合には廃棄も検討することでしょう。
分解しても大きさがあるものですので、通常の集荷ゴミとしての廃棄は難しいかもしれません。
地方自治体の粗大ごみは、自治体によって無料のところもあれば、重さ単位で有料のところもあり、処分の負担は様々なようです。
リサイクルショップに出す
ベビーベッドは人生において短期間しか使用しないため、リサイクルショップや買い取り販売店でもニーズがあります。
買取価格は状態やメーカー、持ち込むお店によっても変わりますが、私が知っている範囲ではお金を払わないといけないケースは聞いたことがありません。
状態が特に良い場合にはいい値段がつくこともあるそうですので、処分の際には検討してみてはいかがでしようか。
フリーマーケットに出す
リサイクルショップと似ていますが、スマートフォンもしくはパソコンがあれば、自分で譲り手を探すことも可能です。
譲り手側と必要としている側のニーズやタイミングがうまくあったときは、使ってもらえる人に譲ることができ、多少手元にもお金が入ってくるので、両者にメリットがあります。
手元に残っているケースでは、我が家と同じようなところもあれば、違うもののようにリメイクされて使い続けているといった家庭もありました。
手放したケースでは、地方自治体のゴミとして処分した以外の方法では、手放す側も、受け取る側も、どちらにもメリットのあるいい方法かもしれないと思います。
先ほどの不要派にあったお金の面に関しても、少しでもプラスになる方法があることで、短期間しか使えないことも不満に感じずにすむかもしれませんね。
我が家は今となってはリサイクルショップに持ち込んだため手元にありませんが、他の人が使ってくれているかもしれないと思うと、思い出してもあたたかい気持ちでいられるものです。
まとめ
- ベビーベッドは24ヶ月まで使えるが、子どもの成長により何歳といわず1歳頃までに使用を終えるケースが大半である
- ベビーベッド卒業のタイミングは、家庭や個人の状態によって様々な理由やきっかけがある
- 家庭事情により『ベビーベッドがあったほうがいい』『必要性だった!』というタイプと、『必要なかった!』というタイプにわかれる
- ベビーベッドがあることで兄弟、ペットから安全を確保できる、安心して家事ができるといったメリットがある
- 赤ちゃんにとって危険だったり、お世話をするママやパパにとってメリットがない場合は、何歳でも不要な場合もある
- ベビーベッドの卒業後には様々な手元での活用方法と手放す方法がある
ベビーベッドが何歳まで使えるのか悩んでいたあなたも、きっと自分にあう方法がみつかったのではないかと思います。
初めての育児、日々の時間もあっという間に過ぎていきます。
情報を得て準備や心構えをしておくだけでも、心の余裕や安心感につながります。ママの安心感はお腹にいる赤ちゃんにとってもいい環境になります。
これから、楽しく幸せの実感できる日々が待っています。自分たちにあった方法で赤ちゃんを迎えていただけたら幸いです☆
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